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イベントにいってきた/第8回文学フリマ大阪イベントレポート

 去る9/6、天満橋のOMMビルで開催された、文学フリマ大阪に行って参りました。戦利品の自慢ついでに、出店側としてイベントレポートもやってしまおうという次第です。
 開催されれば東京の文フリにも出店するつもりなので、そのときの備忘録も兼ねて。

・当日の用意

 相変わらずのぼっち参加。慣れたものです。会場も親の顔より見慣れた天満橋、迷子になるわけがない。
 しかし用意に当たって、「感染症対策といっても、さて何がいるのやら」と、NoteやそのほかSNSを漁っていました。特に参考にさせていただいたのは、このNote。

 先人の足跡に感謝しつつ、用意したものは以下の通り。
 COCOA(厚労省の接触確認サービス)のインストール。マスクの着用。これらは主催から参加者に要請されたもの。COCOAは名刺とかでもいいそうです。
 アルコールスプレー、ウェットティッシュの準備。あって損はしなかったです。まず安心感が違う。
 在庫を机に平置きせず、見本誌のみディスプレイ。他のサークルさんではあまり見かけませんでしたが、少なくとも在庫管理は気楽でした。たぶんピコ手なのもある。
 名刺の無配を取りやめ(買ってもらった人とか、各個には配布)。これは他のサークルさんに習ったもの。接触機会は確かに減りそう。
 コイントレーの使用。以前からやっていたもので、今回も続投。

 イベント中、用意不足だなと思った点がふたつ。
 見本誌へのビニールカバー装着。裸ではどうしようもない消毒が簡単になったはず。
 フェイスガード。長時間応対するので、呼吸や発声のしやすさは重要。パーティションもいいかも。

・イベント中の挙動

 もともと大阪文フリは、開幕ダッシュどころか列形成すらめったにない、ゆるいイベントですが(個人差はあります)、今回は余計のんびりした感じ。人の往来が詰まることもなく、正直に言えば空いてました。
 出店側も百合島(今回の配置はだいぶ変則でした)は割と健在で賑やかでしたが、一見してもC、D列受付側(エンタメ/大衆小説、ファンタジー系かな)がすっかり空いてしまったり、歩いていても隙間が目立ったり。コロナに台風、しかも午後から大雨と来た挙句なので、寂しいけれど仕方ないという感じ。個人的に困ったのが、今回の新刊も依頼したしまや出版様のブースがお休みだったこと。パンフレット欲しかったのですが。
 空いているのも悪いことばかりではなく、のんびり見て回るにはいい感じでした。多少話し込んでも迷惑にならないし。大阪は特に通路幅が広めなので、お散歩しやすい。
 細々したところでは、ステッカーも興味深いところでした。入場人数の規制が主目的ですが、出店者と来場者(来場者側は時間ごとにステッカーが変わる)でステッカーが違うので、どういう人が多いか見ていて楽しかった。
 
 ブース内では相変わらずご飯食べたり、本を読んだり。もっぱら伴名練編「日本SFの臨界点[怪奇編]ちまみれ家族」を読んでました。暇だな。でもこれが私なりのイベントだったりする。

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 頒布は時期や欠席の多さの割に好調で、新刊8冊と既刊1冊。去年は新刊12冊、既刊11冊だったこと、去年は既刊在庫が多く、今年の既刊在庫は2冊のみだった等を考えると、なかなかのものでした。お買い上げありがとうございます。

 主催側の感染防止対策も気合いが入ってて良かった。非接触体温計のスクリーニングとか、アルコールスプレーもセンサー付き。トイレのペーパータオルも有り難かったです。参加者側も訓練されたもので、自然と間合いができる。入場で詰まるんじゃなかろうかと危惧してましたが、そんなことはなかった……のかな?
 ただ少し気になったのが、ブース間の距離。机の間は空けてあるのですが、同じ机のブース間にはパーティション等何もないので、少し気を遣う。ちょっと真ん中から離れて座って、距離を稼いだりはしてみました。
 遠方なので時間的に設営は諦めましたが、片付けを手伝って退散。下の写真は片付けに熱中するあまり忘れ去られた私のキャリーバッグ。
 すっきり片付きました。みんないい子だ。

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・いただいた戦利品


 敬称等略、順序は適当です、申し訳ない。

「vacance」(真夜中の波) B-04/真夜中の波
「文芸エム創刊特別号」「アクリル板」(原浩一郎)「緑の手紙」(五十嵐勉) B-34/原浩一郎&文芸思潮
「怪物狩猟」(丹野佑/杉本=ヨハネ) E-45/FT書房
「魔法少女はもういない」(時邑亜希) G-25/猫舌連盟
「楽園行片道切符」(めぐる) G-27/しかのねどころ
「京都的少女短編集 あのころ」(りん) G-28/淡々文庫
「Macaron Vol.3 国内百合ミステリー小説27作品レビュー」 I-38/百合コンテンツ研究所
「この社会主義グルメがすごい!①東ドイツ編」 I-42/プロイェクト・オスト
「TALKINGHEADS SERIES NO.83」 K-17,18/アトリエサード
「京都を歩く 京都を遊ぶ FOCUS Vol.1」「「ものがたり観光」のチカラと可能性 「源氏物語」から「響け!ユーフォニアム」まで」 不詳(京都文教大学 山崎ゼミナール)
 

・これからの予定


 さて、イベントレポートとは少し離れますが、これからのイベント参加予定なども。
 変更がなければ、11/22開催の文学フリマ東京に出店参加する予定です。ここから先は全く未定。
 去年までは年明けの文学フリマ京都に出店していたのですが、大阪と時期的に近くて新刊を作る余裕がないので、年末年始のWeb即売会であるText-RevolutionsEX2(テキレボEX2)へ参加して、京都は一般参加にしようかな、とも考えています。
 また、新刊はメロンブックス様でいくらか委託してもらおうと考えております。申請が通るといいなあ……。
 新作の方については、また後ほど。まだ考えていないとも言う。

・感想


 個人的にも今年1月の文学フリマ京都以来のイベントで、懐かしく楽しい気持ちで参加させていただきました。もの書くオタクにイベントは必須……。
 とはいえ様々な都合で、イベントに行けない方が多いことを思うと、さっさと終息して気軽にわちゃわちゃしながら行けるようになってくれることに超したことはないです。それまではうまくやっていくしかないかな、という印象。
 とかく機会を見て参加したい気持ちなので、どこかでお会いしたら気軽に来てください。お待ちしております。

 そして、来年の文学フリマ大阪が開催できますように。

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雨宮桜花
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