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殿のご帰還

氏治君♂成長記録

去勢当日
朝、殿を病院へお送りしたら、夕方にお迎え予定。

朝は絶食のため水だけ
「メシにゃ〜♪」
「なぬっ!?水だけ…とな」
「いらぬわ!!ええい倒してやる」

やっぱ水だけでは飲まず…


男梅と共に殿にお供し、いざ病院へ!

「出陣にゃ!!!」
「…でどこへ参る?」

さて、無事殿を病院へ送り届け。
あとは手術の無事を祈るのみ!


…とはいかなかった……

去勢前の検査は問題なかったそうだが、この日診て頂いたところ
片方の睾丸がお腹の中にある“隠睾”だったらしい…。

隠睾の腫瘍発生率は正常な睾丸より高く、腫瘍化し、放置すると機能不全をおこしたり、死に至る事もあるそう…

いずれにしても、このままでは良くない為、体内の睾丸も摘出して頂く事に。

通常の去勢手術は睾丸のみを摘出するが、隠睾の場合は開腹手術が必要。

体内の睾丸がお腹のどこにあるか探してもらい

発見された場所により手術の負担も変わり、傷を最小限にとどめ当日お迎えできる事もあれば、避妊手術と同じ、一泊入院のケースも。

何かあれば”連絡するとの事で… 何もない事を祈りつつ、殿とお別れ。


待ち時間、通院してる病院へ。

数年前“環境”や“体の不調”で精神面も悪化し、
現状、手帳2級を所持するようになり、一見そうは見えないが
日によって、あたり前な日常生活も人の数倍時間がかかったり動けない事もある。
発症は20年以上前なので、もう治らず延々続く予感も…。(皆長期にわたるからこそ自立支援や医療助成があるのだろう)日々虚しいが少なくとも悪化しなければと思う。

皆どこかしら傷や苦しさを抱えているから1人じゃない、けどいっぱいいっぱいで忘れてしまう事もある

殿の大事な節目には何が何でも立ちあいたかった


お迎え時間を待ちながら真剣に甘い物を食す
『手術、無事終わっただろうか…』


…と、突然携帯に動物病院から連絡が。
何かあれば”連絡すると言われたので嫌な予感がしたが……

『手術は無事終わり、体内の睾丸はお腹の下〜足つけ根あたりで、手術の負担は少なく入院は不要』との事。
『抜糸までの間、術後服(エリザベスウエア)を着る』旨の連絡だった。
よ、良かった〜

綺麗な満月

殿、今お迎えに参ります!


病院に着き、医師に説明を受け、キャリーバッグでじっとしてる殿を連れ帰宅。

帰宅後、ゆっくりバッグから出る殿
妙によそよそしい?
まさに“借りてきた猫”のよう
“エリザベスウエア”は着用後すぐは歩き方がぎこちないが
慣れるそうで、エリザベスカラーより負担も少なく
傷舐め防止と傷口保護ができるそう

「な、何だかうまく歩けぬ…」
「だが諦めぬぞ…ワシの城に帰るのじゃ」

一歩一歩踏みしめ…

大好きないつもの場所へ

「殿がご帰還されたぞォォー!!」

喜ぶ仲間達


ただ、殿が妙によそよそしかったので
『ノリノリで出陣したら手術だったショックで
我々に不信感を抱いたのでは…』
と思っていたら
「ワシをなでよ♡」

どうやら嫌われてはないらしい


そして

病院でキャリーバッグがトラウマになるかと思いきや

「やっぱこの駕籠、居心地いいにゃ♡」


とにかく、お疲れ様でございました。殿

…ちなみにこの夜寝てるとめちゃくちゃ髪を舐められ食べんとする勢いで

男梅いわく「絶食だったしお腹へっとったんちゃう」だそう。
空腹の殿をよそにパフェだの何だの食べてすみませぬ!


【スローあくび】(9月下旬)

何とまぁ〜つぶらな瞳

「おぬし近すぎにゃ。画面が暗くて可愛さが伝わらぬ」
ん?
もごもご

何やらお顔に異変が
「ふにゃ
ああぁ〜〜ん」

【ハロウィン】

甘党にとってはハロウィン=南瓜スイーツの季節
(高倉町珈琲)
(ヴィタメールとアンテノールはトッピングも外見も似てて
『まるで生き別れた兄弟の偶然の再会のようだ…』
と思ったら同じエーデルワイスという会社でした。

他、アンデルセン DEAN&DELUCA)

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