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時の移ろい 季節の行事  

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地域の伝統行事や厚洋さんと一緒にやった季節の行事。 そして、移ろっていく美しい自然、愛しい人の愛した我が家の花達の代わりに語りたい
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2021年1月の記事一覧

寒中の春 お弾き染め

寒中の春 お弾き染め

 山中湖に映った逆さ富士は、見事な「赤富士」だった。その翌日は、「寒中の春」。
 部屋の中にいるより、外に出ている方が暖かい。やや風が強いのが難点だったが、日本晴れの良い日だった。
 午後から、生田流のお師匠さんの「お弾き初め会」がある。
 このコロナ禍・緊急事態宣言が出てしまい、どうなるのか心配したが、できる限りの安全を確保して「開催」に望んだのだ。

 お師匠さんも、真愛も今回の開催については

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鏡開き 

鏡開き 

 1月15日。鏡開き。
 鏡餅をおろして、お汁粉に入れて食べる。
 母から、
「包丁で切ってはいけない。」と言われた。
 昔は、この時期まで飾っていると、お餅が乾燥してカチカチになって、ひび割れが入って包丁なんか刃が立たない。
「大切な刃物を壊したらいけないのかな?」
「失敗して、ぐりんってなって
 手を切ったらいけないからかな?」
と思ったら、
「割ってもいけないのよ。」
と毎年話してくれた。

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㊗️ 御成人 おめでとう

㊗️ 御成人 おめでとう

 緊急事態宣言下での成人式は、中止となった。今年、成人を迎える子どもたちは、真愛の現役最後の担任だった6年生。あれから、8年が経っているのだ。
 どんなに立派になっているのだろう?
 会いたい想いが募る。
 
 真愛は、教員としてとても幸せだった。
 最初の成人式参列は、32年前のことだ。
新成人と歳の差がなく、彼らがとても立派に見え恥ずかしかった記憶がある。
 悪さをしてた子や困らせていた子が、

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七草粥 

七草粥 

 「食べ納め」の話題になったコイトコーヒーさんに「お食べ初め(おたべぞめ)?」に出かけた。
 東京の感染者数1591人。
 緊急事態宣言が出るらしい。
 大好きなモカコーヒーを飲んで、大好きなハコさんの笑顔を見て、ご飯少なめのカレードリアを食べた。
 やっぱり、人に作ってもらって食べるのはいい。片付けをしないのも嬉しい。

 なんと、食べながらnoteを書いていて
「写真撮るの忘れた!」
って急い

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三が日 年賀状 松の内

三が日 年賀状 松の内

 お正月とは、本当は1月の事。陰暦正月の異称「睦月」には、家族がそろって睦みあう様子を表しているという。
 元日は1月1日、元旦は元日の朝を意味し、三が日とは1月1~3日の事。
 松の内は、関東は1月1~7日まで関西は1月1~15日までを指す。
 松の内には、年神様がいるとされ門松(松飾り)を飾っておく。

 初日の出を拝み、若水を汲み、家族そろって、おせち料理やお屠蘇、雑煮で新年を祝うのが風習。

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事始め

事始め

 初荷・初夢・お書初め。みんな事始めです。
日常化してしまったダラけた生活をやり直そうっていう理由ですね。
 真愛は、お正月になると必ず着物を着る。
そして、2日の事始めには「お琴の練習」をした。
 潤子先生についてお稽古していた時は、ちゃんと練習曲を弾いたので、何の問題もなかった
 しかし、忙しくてお稽古に行かなくなってからは、別の曲も弾きたくなる。
「お正月だから、六段ね。」
なんて、弾き始め

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2021年 穏やかな元旦

2021年 穏やかな元旦

 新春を寿ぎ
   謹んでお喜び
      申し上げます。
 2021年の干支は「辛丑(かのと・うし)」
 痛みを伴う衰退と、新たな息吹が互いに増強し合う年になると言う。
 本来の干支は、「十干(じっかん)」と、12種類の「十二支」を組み合わせた、合計60種類。
 十干、十二支とは、太陽や月の運行と、生きとし生けるものの生命サイクルを、それぞれ10と12の段階で示したもの。
 それらを組み合わせ

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