三が日 年賀状 松の内
お正月とは、本当は1月の事。陰暦正月の異称「睦月」には、家族がそろって睦みあう様子を表しているという。
元日は1月1日、元旦は元日の朝を意味し、三が日とは1月1~3日の事。
松の内は、関東は1月1~7日まで関西は1月1~15日までを指す。
松の内には、年神様がいるとされ門松(松飾り)を飾っておく。
初日の出を拝み、若水を汲み、家族そろって、おせち料理やお屠蘇、雑煮で新年を祝うのが風習。
お屠蘇は、屠蘇散という漢方薬を日本酒やみりんに浸したもので、1年間の病気を払って長寿を願う御神酒。
三が日の間には、初詣や書き初め、お年玉。
初詣では寺社で縁起物を授けてもらう。
家に飾る破魔矢は、魔除けのお守り。
ひとりのお正月も3日になると飽きて来て、三が日について調べたら、大変。
三が日に掃除をしてはダメなんだって。
お正月には年神様が福を持って訪ねてきてくれると考えられていることから…。
水仕事もダメ。水で洗い流すため、洗濯や洗い物などの水仕事も縁起が悪いとされているそうだ。
なんと、火を使う料理もダメ。
煮物のように火を使う料理は灰汁が出るので、あく=悪を出さないように…。
刃物を使うこともダメ。
縁を切ることにつながると考えられ、怪我をせずに健康で過ごすといった意味合いから避けた方がいいのだとか。
お墓のついで参りと言って、年始にお墓参りをする場合は、他の予定を入れてはいけない。ご先祖様に失礼でしょ!
お賽銭以外のお金を使わない。
元旦にお金を使うと1年間財布からお金が出ていくとされ、お賽銭以外のお金を使うことはダメ。
新年早々、諍いを起こさない。争い事に注意し、良い三が日は良い一年に繋がるのだそうだ。
今年の一年、いや今までのお正月。全部ダメでしたね。
我慢したのは、お正月お一日だけで、
2日から、炊事洗濯・掃除にお買い物もしてましたぁ!
お墓が遠かったので、してなかったぐらい。
でも、今考えると、
「全ての年は良い年でした。」
厚洋さんが亡くなった年も、真愛には越えなければならない年だったのだから、「悪い」と言ってはいけないと思う。
さて、今年の三が日は、コロナ禍、外出自粛もあって、お金を使ってない。
初詣に行ってないので、お賽銭もあげてないが…。
今年は、お金が貯まるといいな。
で、やった事は、年賀状書き。
そろそろ、「年賀状終い」をしなければと思いつつ、今年もお年賀状を頂いてしまった。
厚洋さんは年賀状を書かない人だった。
「失礼でしょ?」
と言うと、
「じゃ、お前書いておいて!」
と言った。
だから、毎年連名で書いた。
退職してからは、自分の教え子にも返信しなかった気がする。だから、真愛の知っている人が厚洋さんの交友関係だった。
真愛は、教え子や同級生には、連名ではなく賀状を認めた。
年に一回しか連絡しあわない仲なのに、
「元気ですか?」
と書いてしまう。蜘蛛の糸より細い糸で繋がっている年賀状だった。
「お年玉ハガキ」で出す。
当選番号が発表されても、調べずそのままにしてしまう年賀状なのに、習慣とは恐ろしい。
そして、習慣とは心の底から優しい未練なのかもしれない。
今年は、LINEで繋がっている友達には、「明けおめ」スタンプと「noteー2021年 辛丑」を送信した。
年賀状を頂いた方には、
「真愛の初めての日本画“満望”に詩を添えて」
書いた。
↑2017年の年賀状
↑2018年の年賀状
2019年は、喪中。
2020年は、写真なんか撮っておく気持ちが起きなかった。
2021年。ちゃんと記事にできたのは、記事にして公開する楽しみを覚えたからだ。
考えたら、noteが真愛の生きる力かもしれない。
三が日終了。
ありがとうございます。 愛しい亡き夫厚洋さんに育てられた妻「真愛」として、読み手が安らぐものが書ける様頑張ります