本屋さんのダイアナ / 柚木麻子
こんばんは。
青井あるこです。
2016年に新潮文庫から刊行されている(※他にハードカバー版も有り)柚木麻子さんの「本屋さんのダイアナ」を読みました。
育った環境が正反対の二人の少女によるガールミーツガール小説。
二人には本が大好きという共通点があった。
キャバクラ勤めでろくに自炊もせず娘の髪を金髪に染め、自分のことを源氏名の”ティアラ”と呼ばせる母の元で育ったダイアナ。外国人の血など一滴も入っていないうえに、”大穴”と書いてダイアナという名前はいつも周囲の子どもたちの