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専門家目線から文章が読める強い本! 文芸オタクの私が教えるバズる文章教室 / 著 三宅香帆
先日の#クリエイターフェス で拝見した三宅香帆さんの御本、『文芸オタクの私が教えるバズる文章教室』を読みました。
一言で申し上げますと、
文章をもっと面白く書きたいな〜って思っている人にたちにこんな方法がありますよ!!っていろんなカードを提示してくれる本です。
作家やブロガー、さまざまな方のお手本を引用していて三宅さんのチェックポイントと解説が入っています。
文章の専門家の目線で素敵な文章がよみとけるのです!
そして1番ありがたいのは一つ一つの文章にまとめがついていること。
こんな文章を作りたかったら、こういう手順でこういう考え方で並べればできますよっていうのが載っているのです。
だから、こんな文章が書きたい!!!からのこうやって、こうして…ってあれ?ちょっと上手く書けたのでは?が味わえる、ちょっとドヤってできちゃう自信が出ちゃう本だなあって思ってます。
アイドルソングの謎
この本の三宅さんの解説で1番印象的だったのは、ポニーテールとシュシュの歌詞の組み立て・解釈について。
グループ名は知っている〜レベルのわたしもサビが口ずさめる曲。
この本で初めて歌詞をみて三宅さんの解釈を聞いてみるとこんなにも情景が浮かぶ曲だったとは。驚き。
サビの印象だけで夏の曲だな〜なんて思っていたらまさかの。違いました。
わたしは特に「僕の腕から衣替え」がなんじゃこれだったのですが三宅さんの解説でストンと腑に落ちました。なんでいうか、アハ体験。
秋元さんの歌詞ってすごい。細部まで考えられてて曲の印象がガラッと変わりました。
こうやって歌詞を読み解くっていうのも文章の読解力が上がるとできるんだなあ〜ってワクワクが広がる体験になりました。
フルで文章が読みたい!
冒頭でも触れたようにこの本はいろいろな方の文章を引用しそれについて解説を入れてくださっています。
三宅さんが厳選した良い文章がたくさん読める本になっているのです。
ってことは、そう。
いろんな文章をつまみ食いできるわけです。
「これ、わたし好きかもしれない」が見つかる本でもあるのです…!
わたしも見つかりました。読んでみたい本。
山極寿一さんの 「ハミングで楽しい気分満喫」です。
『昔、アフリカの山の上でゴリラのハミングを聞いたことがある。』からはじまるゴリラのお話。
ゴリラも人間と同じで楽しくなると鼻歌を歌うらしい。
文章も引き込まれて、すごく興味深くて、楽しく読むことができたので山極先生の本を早速予約。善は急げ。(違うか?)
こんな感じで自分の好きな文章も見つけられちゃいます。
最後に
最初から最後までなるほどなあ!そういうことなのか!のオンパレードでした。
三宅さんの大切にしていることもしっかり織り込んであって、この本読んでちゃんと身につけられればかなりパワーアップできるぞ…!って本でした。
三宅さんの言葉で絶対忘れないぞと思ったのがこれ。
誰になにを伝えたいのかぼやけてきたら、"あなた"に向かって書いているんだということを思いだしてほしい。
どんな文章であっても、「あなた」に向けて書いているんだということを忘れたくない。
だって書いているのは「わたし」ひとり、読んでくれているのは「あなた」ひとりなんだもん。
文章を届ける上で大切なこと。
しっかりと心に留めて、また楽しくnoteが書けたらいいなあ!
ここまで読んでいただきありがとうございました!