中高年から始めても ちっとも遅くないのが ベリーダンスなのです
中高年から始めても遅くないのがベリーダンス
生涯学習(家庭 学校 職場 地域社会で行われるすべての学習)
1965年、ユネスコの成人教育課長P.ラングラン氏が、生涯学習・生涯教育の概念を提唱し、1972年、教育開発国際委員会が提出したフォール報告書により、生涯教育が世界的に普及しました。先進国の中で、こういったことにかなりの遅れを取っていると思われた日本ですが、近年、過度な受験競争、卒業した大学の名前で全てが左右されるような学歴偏重の風潮を改善し、人々の生涯を通じての自己研鑽を正統に評価する「生涯学習社会」の方向を目指すようになってきました。
*生涯教育 と 生涯学習 の違いは、
「生涯教育は教育者を基点にして述べられた考え方」
「生涯学習は個々の学習者を基点にして述べられた考え方」
2006年(H18)改正 教育基本法において、生涯学習社会実現の重要性に鑑み、新たに第3条「生涯学習の理念」に関する規定が設けられ、「国民一人一人が自己の人格を磨き、豊かな人 生を送ることができるよう、その生涯にわたって、あらゆる機会に、あらゆる場所において学習することが でき、その成果を適切に生かすことのできる社会の実現」に向け、教育全体の普遍的理念として生涯学習社会の実現をめざすことが明確化されています。
2020年(R2)の文部科学白書では
「生涯学習」とは、一般には人々が生涯に行うあらゆる学習、 すなわち、学校教育、家庭教育、社会教育、文化活動、スポーツ活動、レクリエーション活動、ボランティア 活動、企業内教育、趣味 など様々な場や機会において行う学習の意味で用いられる と定義されています。
生涯学習とは、子ども・青少年期に学校において行う学習のみならず、生涯にわたって行うものであ り、市民一人一人が自らに適した手段・方法で、主体的に生きる力を身に付け自己実現を図るものです。さらに、学んだ知識・技術等を活かして、社会に参画したり、直面する様々な課題を主体的に解決したりすることも重要な視点です。
生涯学習の内容は、学校教育(成人してからだったり、いったん大学や大学院を修了していても)や家庭教育、スポーツ、ボランティアなど様々です。
私は、10代の頃から、人前でのパフォーマー、インストラクター、コーチ、の仕事をしています。
そのため、長年研修として、海外では 大型のシネコン、それ以上に多くのスタジオを内包するダンス専門スタジオでのレッスンから、個人でスタジオを借りたり、または自宅で教室を開催しているような先生のダンススクール、大きなホテルのバンケットルームを同時にたくさん使って行うダンスやスポーツのフェスティバル などに多く参加していますが、欧米などでは、講師も参加者も、そのスキル、レベルは様々です。
ダンス、バレエなどの教室では、先生と生徒さんのレベルも年齢層も幅広く、杖をついていても、椅子に座ったままでも、そのジャンルの基礎や振付を、口だけで教えている先生、コーチも多く見かけます。
例えば、以前、数回イギリスで参加していたオリエンタルダンス(ベリーダンス)のフェスでも、自分が一番若いかも(笑)というくらいに、参加者の年齢層も高く、今でもそうです。
ダンスをある程度やっている皆さまが思うダンスワークショップって、大型のホテルで開催されてるようなものや、巨大なダンススタジオ、リハーサルスタジオで数十人、100名も超えるようなプロ、半プロが鎬を削っている感じに思われるでしょうが、海外でもローカルな場所のフェスでは、プロもいるけれど、全然踊れない人、一般の生徒さんたちも、とても多いです。
参加者は、みなさん自信満々!で、ぽつんといる謎の日本人に、
あんたは、ここに立ちなさい
こっちに4つ進むのよ
こうせい ああせい
と、色々教えてくれたり
特に、ベリーダンサーのおばあちゃん達って、大抵親切です。
何歳だからもう無理だ、
何歳なのにまだやってるの?
肥ったからもう無理だ
などという言葉を聞きがちな日本では、
先生も生徒さんも、キラキラ、若くてよく動けること が基本。
で、伝統文化・芸術の分野でない限りは、海外のように
ダンスの教室で 70代、80代の講師のクラスに、7歳、10歳の生徒さんが普通に通っているような様子を見ることってほぼなく… その辺、なかなか難しいなあと思っています。
オリエンタルダンス(ベリーダンス)は、いろいろな面で誤解されがちですが、とりあえず立って歩ければ、踊りながら三途の河までいけそうな感じの踊りなので、(歩くのも無理でも、腕、手だけでも、けっこう表現できます)ホントに、諦めるのはまだ早いんです。
もしも、少しでも興味を持っている方は、ぜひ、近くの教室で、はじめてみてくださいね。
こちらを参考にしました(他、国やいくつかの県のサイトも参考にしています)