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夫と1歳の息子、2匹の猫と東京郊外の森に暮らしています。日々の風景や気づき、子育てや読書のこと。

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夫と1歳の息子、2匹の猫と東京郊外の森に暮らしています。日々の風景や気づき、子育てや読書のこと。

最近の記事

初夏のポーランドを旅して

久しぶりの投稿になってしまいました。 あちらの国からもつれづれ便りを書くつもりが、時差ぼけやいろいろなことでいっぱいいっぱいで、けっきょく、帰国してしばらく経ったいまようやく言葉にできそう、と思えるようになりこれを書いています。 海外旅行。 若い頃はいろいろな国に気楽に飛んでいっては1ヶ月以上そこで過ごして、帰ってからはすんなりとまた日本に順応できていたはずなのですが。フィレンツェもケルンもマヨルカ島もティルバンナーマライもカトマンドゥも、同じようなテンションでサラッと

    • 山の家の30年

      Sを風呂に入れるのは俺だ、と意気込む兄にはだかんぼうの息子を託し、私はひとりテラスに出た。 夕方で、鳥がまだ元気に呼びかっていた。 お風呂では、顔を水につける練習をふたりは昨日からやっていたので、ばしゃん、とかすごいじゃん、とかいう音がにぎやかに聞こえる。 息子は目の上まで水につけられるようになったようで、見にきて、と途中で兄に呼ばれて行った。 まず兄が顔をつけてみせて、そのつぎにゴム製のうさぎ(ピーと音が鳴る)を水にもぐらせ、それから息子がぽちゃんと顔をつける、とい

      • それぞれの継続

        私がずーっと思っていたこと。 私は飽きっぽくて、なにかを夢中で極めるなんてことできなくて、 毎日なにかに取り組んだり、決めた目標に向かって何年も練習したり、 なんてこと一度もできなかったし、これからもできない気がする。 だから私に得意なことがあったとしても、今できることはなんにもない。 ・・・ これは、なにかをはじめたいと思ったときに必ず聞こえてくる心の声で、なにかを長年極めて生きてきた人たちを見るとニョッキリ顔を出し、 「あなたとはちがうね、ぜんぜん」 とさ

        • 雨の日は雨を聴く|日日是好日

          5/1 初夏のような暑さの続いた4月下旬。もう5月に入ったかと思ったら、今日は朝からしとしとと雨が降り肌寒い。 ごくおだやかな雨の音。 鶯だけが雨のなか仲間を呼びかけている。 寒いのでつけたストーブの、ゴーという肌あたたかな音。 目ばかり使っている身体をやすませるために天が降らしてくれているような、やさしい五月の雨。 こんな日に、この本をふと手にとった朝の自分に感謝したい、そんな一日でした。 『日日是好日』は、作家の森下典子さんが大学生の頃に出会ったお茶の世界を、そ

          朝5時半、こどもと泣く

          早起きのすばらしさ を書いたのはついきのうのことでした。 それが今日になって、朝5時すぎ、私は息子と一緒に泣いていました。 今朝は息子が早く起きてしまって。 眠いから甘えたくてよく泣いて。 ひとりの時間を持てなくて。 母親になってからあまりまえの、いつものことなのに、今朝だけは落ち込んでしまったんです。 私は1日にたったの1時間しか望んでいないのに、それも持てないのはどうして? と・・・。 産後すぐの頃を思い出す、切羽詰まった感じ。 息子には申し訳ないことをし

          朝5時半、こどもと泣く

          朝4時半、ひとりお茶をのむ

          今日の朝4時半。 猫にごはんをやり、 顔を洗って歯を磨き、 そのあと自分だけのためにお茶をいれました。 外はもうだいぶ明るい。 そして、日課の瞑想を15分して 静かにひとりでヨガを練習。 1時間たっぷり。 こんな贅沢していいのかしら。 子どもが生まれる前、友だちにこう聞いたのを覚えています。子どもが生まれたらのんびりする時間なくなるっていうのはほんとうなの? 「まじで本当。」 そう友だちは言っていました。 生まれてみたら、彼女のことばが冗談でなかったことが

          朝4時半、ひとりお茶をのむ

          春はそとでごはんを

          桜のおそかった、今年の春。 我が家のちかくのソメイヨシノは、ほとんど散ってしまったものと、ようやく満開のものと、場所によっていろいろな姿がみられています。 今年はお花見日和、という日がなかなかありませんでしたが、家族とおべんとうをつめて、おともだちの家の庭先で、2回お花見をしました。 コッペパンでつくった玉子サンドをちらかしながら。 いちごをつぎからつぎへとほおばって。 1歳半になって、春をじぶんの足と目とお腹であじわっている息子。 子どもができると、外食はなかなか

          春はそとでごはんを

          春のしらべをつかまえに |ムーミン谷の仲間たち

          久しぶりの投稿になってしまいました。 四月から、息子が保育園に通いはじめ、こうしてポッカリと、午前中から贅沢にひとりの時間ができてしまって、 すこし困惑。 時間がとつぜん自分のところにもどってきて、どうしたらいいかわからない。もういちどなかよくなる必要がありそう。 そうしてわからないままパソコンをひらき、久しぶりにキーボードをたたいています。なにかつかまえられそうな気がして。 つかまえる、といえば、このごろちょうど読んでいた『ムーミン谷の仲間たち』。このはじめの章の

          春のしらべをつかまえに |ムーミン谷の仲間たち

          母になって、楽に人をゆるせるようになった

          だれかにひどい言葉をなげられたり、 嫌われていると感じたりすると、 そのひとをゆるす ってすごくむずかしい。 わたしは感情をあまりおもてに出さないタイプなので、その場でうまくもやもやを解消することができず、長いこと引きずってしまうことが多いです。 でもこれがすごくつらくて、夜眠れなくなったり、次にそのひとに会うのがずっと怖くなったりしてしまいます。原因があきらかにわたしにないときでも、攻撃を受けたと感じると心をシャットアウトして逃げ出してしまいます。 ほんとうは相手

          母になって、楽に人をゆるせるようになった

          愛おしい児童文学 トムは真夜中の庭で

          子どもの頃も、大人になったいまも、ずっと児童文学が好きです。 お気に入りの多くは、子どもの頃からなんども読んでいる物語ですが、大人になってからやっと出会った作品もあります。 そのひとつが、『トムは真夜中の庭で』です。 フィリパ・ピアースの作品で、1958年のイギリスで発表されました。 あらすじは・・ 物語の大部分は、トムとハティが無邪気に遊ぶ描写ですが、次第にトムの疑問がふくらんでいきます。「なぜ夜になると庭園があらわれるんだろう?」「なぜ他の人は知らないの?」「ど

          愛おしい児童文学 トムは真夜中の庭で

          おばあちゃんから学んだ「子どもを止めない」お散歩

          引越しまであと5日。 先週末は、引越し作業の大詰めだったので、わたしの母が息子を預かってくれていました。 母は大雨さえ降っていなければ、息子を散歩に連れ出します。一回でかけると、帰ってくるのは2時間後。いったいどこまで行ってたの?と聞くと、「この家のまわりを歩いてきたんだよ」と言われました。 この家のまわりって、いつもわたしたちの歩くお散歩コースだけど、大人の足で5分でまわりきってしまうショートコース。息子とのお散歩でも、途中で抱っこして歩いてしまうので、長くても30分

          おばあちゃんから学んだ「子どもを止めない」お散歩

          わたしを変えた朝習慣 

          こんにちは、Allyです。 2月も半ばとなり、すこしづつ春めいてきました。 これから春分に向かって、大地がどんどん芽吹きはじめていく季節ですね。 本格的な春はまだすこし先とはいえ、新学期や新生活に向かって水面下で準備がはじまっているような、静かな変化の時間かなと感じます。 わたしは、1歳3ヶ月の息子と一緒に2回目の春を迎えようとしています。 子育て2年目で、ようやく自分軸が定まってきたような、子どものいる生活にやっと順応できてきたような感じがしています。 もちろんまだ

          わたしを変えた朝習慣