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1133まずはひとつ、自分で決めて捨ててみよう!

こんにちは!
(一社)全日本ミニマリスト協会です。

【まずはひとつ、自分で決めて捨ててみよう!】

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僕は物を捨てることが絶対正しいと思っているわけではなく、
物が少ないことが正義だとは思っていません。

しかし、現実として物に溢れている人が多いこと、
物が多いことで疲れている人が多いこと、
遺品整理などで疲弊している人が多いこと、
それらを事実として捉えると、
物が多いことで苦労している人が多いのは間違いありません。

さらに、今自分が所有している物が多いとさえも感じている人が少なく、
いざ何かのタイミングで捨てるとなったときに、
多すぎることにやっと気付いてそこでまた疲弊するのです。

日本では年末の大掃除の際にたくさんの物をやっと選別しだすという風習もありますが、
年に1回だけ、ちょっとした物を捨てるくらいでは、
その1年で溜めに溜めた物を少なくするなんて到底無理なのです。

貯めるのは経験とお金だけにしましょう。

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さて、普段生きているだけで何かと物が増えていく現代。
主体性を持って捨てるという選択をしなければ、どんどんと家の中に物が溢れてきます。

物が少なすぎて病気になる人はいませが、
物が多すぎて病気になる人はたくさんいます。

物が少なすぎることを病的だと判断することは少ないですが、
物が多すぎることが病的であるとよく言われます。
だから、世の中には「ゴミ屋敷」という言葉が存在し、
そういった人が物に支配されているということなのです。

病的なのはどうしようもないとして、
物はときに人さえも支配するということでしょうか。

それほどにコントロールする力を持っているところです。

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そうならないためにということではありませんが、
いずれにしても自分が行動しなければ、家から物が減ることはありません。

自分が捨てるのです。
過去の自分が取得してきたものなのだから、
自分で捨てないといけないのです。

ただ勢いで捨ててはいけません。
誰かに言われたからがむしゃらに捨てればよいというわけでもありません。
それは後悔が待っています。

勢いでなんでもかんでも捨てるのではなく、
自分の頭でしっかりと考えて、選んで捨てるのです。
自分の価値基準や、想い、価格もそうだし、使う使わない、愛せる愛せない、今使える使えない、などなど多角的に考えることはできます。

そうやって自分の価値観と向き合って、自分で考えて、
自分で選んで捨てることによって、少しずつ捨てることに慣れてきます。
また、最初から複数個を捨てるのもあまりオススメしません。

絶対的なゴミならば捨てればよいですが、
そもそも今まで手放してきてこなかった人は、
何がゴミで何がゴミではないのかの区別も意外とついていないのです。

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そんなことはないと思うでしょう。
確かに毎週ゴミを捨てているのが普通だと思います。

でも、ホコリかぶってて使いもしない物は、ゴミ以外のなんでしょうか。
と言うと反発があるのも理解できますが、
冷静に考えてみると、答えは出てくると思います。

その価値観の連続が、物を減らすことに役立ってくるのです。

まずはなんでもいいので、ひとつ、捨ててみましょう。
それはいつものゴミではありません。
少しだけ視野を広げて、今までゴミと感じたことがないけどゴミであるというものに気付くのです。

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