オマール海老

白血病患者の備忘録。 海老アレルギーです。

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最近の記事

読書6(電池が切れるまで)

本当に読んで良かったと思った。 忘れてた気持ちを思い起こさせてくれた。 ある、こども病院の院内学級が舞台 この本では、院内学級で子供(幼稚園生〜高校生)が創った詩や絵などが掲載されている。 文章や絵からは、病に抗う子供の強さが読み取れた。 また、印象強かったのは子供達の"優しさ"である。大病を目の前にすると自分が中心だと思い込んでしまう(自分はそうだった、、)。しかし、大病を目の前にしても他人への配慮を怠らない子供を、詩から想像できた。 実際に院内学級の先生はこんな

    • 読書5(アルケミスト)

      少年サンチャゴが夢を叶えるため、ピラミッドへと旅にでる物語。道中では、様々な人に出会い、時に悪徳な人と出会うが、少年は何度も立ち上がり夢へと突き進む。 世界中で大人気で、多数の言語に翻訳されているこの本。自分は、文章から何か読み解く事が非常に苦手で、今回の場合、特にそれが当てはまり、何を言ってるか、言いたいのか汲み取る事が全くできなかった。また、宗教に疎い私は、「神が〜」、「アラーが〜」という文章を理解する事ができなかった。 この本で学んだ事は、 錬金術師 → Alche

      • 読書4(ファインマンさん最後の授業)

        イントロ 博士論文で注目を浴びた著者、レナード・ムロディナウは、特別研究員としてカルフォルニア工科大学(以下、カルテク)に赴任した。しかし、彼は研究テーマが決まらず、焦っていた。 当時、カルテクにはノーベル賞を受賞したファインマンが在籍していた。お茶目で遊び心を忘れない彼であったが、末期のガンに侵されていた。著者が、ファインマンに会った印象は、いたずら好きでユーモアいっぱいの「ファインマンさん」ではなく、ひとりの年老いた研究者だったという。 この作品は、テーマに悩んでいる若

        • 読書3(スィート・スィート・ホーム)

          スィート・スィート・ホーム 野口聡一・大橋マキ 2004年から2005年に雑誌『ソトコト』に連載されていた「懐かしい未来を探して」に加筆し、再構成したもの。 野口さんが執筆したと思って手に取ったが、大半は大橋マキさんが野口さんや、JAXAの職員にインタビューしたことが書かれている。JAXAの職員の仕事内容がわかるのは珍しいように思えた。 以下は印象に残ったところ 1. コロンビア号の事故  機体の断熱材が剥落し、それが機体に損傷を与え機能不全となり、空中分解。野口さんの同

          読書2(すごい実験)

          すごい実験(イーストプレス) 高エネ研の多田将先生が中央大学杉並高校の学生に向けて行った4回の授業が元になっており、難題な事が必要最低限の専門用語で説明されている。この本では、多田先生が専門とするニュートリノの実験を例に取り、素粒子物理学って何?ということを、授業形式で読んでいく。昔の物理学者が、こんな発想で理論を思いついたり、実験してるんだと知ることができた。 [超要約](多分、自分の意見も入ってる) 素粒子物理学は、今現在応用できなくても、将来人々に役立てる時が来るか

          読書2(すごい実験)

          読書1(野口聡一の全仕事術)

          野口聡一の全仕事術(世界文化社出版) 現役を引退された宇宙飛行士、野口聡一さんの本。宇宙ステーションという閉鎖空間で仕事をする事は、究極のテレワークだという。閉鎖空間での仕事をうまく切り抜ける方法やリーダー論などが印象的だった。 以下の言葉は、2005年の初飛行の時、その宇宙船の船長を務めたアイリーン・コリンズから聞いた言葉だと言う。 「リーダーの役割は、全員を満足させることではない。全員の不満の間にばらつきがないようにすることだ。」 なるほど!と思ったし、今後使えそ

          読書1(野口聡一の全仕事術)

          急性白血病と診断されたあと

          2021年1月21日、埼玉県内にある内科クリニックで急性白血病である事が伝えられた。血液中の90%を癌細胞が支配していた。 緊急入院しなくてはならず、 地元の大学病院に紹介状を書いてもらった。診察室を出る際に、先生から「これから辛いことがあるけど、頑張るんだよ。」と一言いわれ背中を押された。学生にとても優しい先生で、この言葉に何度も救われた。 白血病と診断された時、ショックという気持ちは無かった。自分の症状とネットの情報を照らし合わせ、「もしかしたら、白血病かも。。。」と

          急性白血病と診断されたあと

          その症状、白血病かも!?

          皆さん、お疲れ様です! 私は、2021年1月21日に、「急性白血病」と診断されました。 それまで、体に起こった症状について紹介します。 (あくまで、自分の場合) 1. 走るとすぐ疲れる 趣味がランニングで、毎朝5kmを走るようにしていました。ランニングアプリを見返してみると、2020年6月からペースが一気に落ちて、距離も日に日に短くなっている事がわかりました。 2. 学校の階段を登るだけで、息がきれる 当時は、大学院に所属し研究をさせていただいてました。2階に研究

          その症状、白血病かも!?

          自己紹介

          25歳の男です。今は仕事に就いていません。小学生から大学まで野球をやっていました。趣味はランニングですが、今は訳あって走れていません。お笑いとか面白いもの全般大好きです。食べる事も好きで、お寿司が食べたいです。甘い物も大好きです。コロナが落ち着いたら、いろんな所旅行したいです。