読書3(スィート・スィート・ホーム)
スィート・スィート・ホーム 野口聡一・大橋マキ
2004年から2005年に雑誌『ソトコト』に連載されていた「懐かしい未来を探して」に加筆し、再構成したもの。
野口さんが執筆したと思って手に取ったが、大半は大橋マキさんが野口さんや、JAXAの職員にインタビューしたことが書かれている。JAXAの職員の仕事内容がわかるのは珍しいように思えた。
以下は印象に残ったところ
1. コロンビア号の事故
機体の断熱材が剥落し、それが機体に損傷を与え機能不全となり、空中分解。野口さんの同期のクラスメートが3人乗っていた。機体の残骸を山中に拾いに行ったという。その後、野口さんの初フライトは、技術的な問題などで何度も延期になり、落ち込んでいた時期があったという。このゴールが見えなくて、モチベーションが下がるのは似たような経験がある気がする(全然、レベルが違うが。。)
自分が罹患した白血病では、抗がん剤の種類、投与する回数、投与量などが決まっていた。だから、だいたいこの時期に抗がん剤が終わって、この時期に入社かなということを、目標にできた。しかし、治療がうまくいかず、移植となりドナーさんを探すとなると、いつ見つかるか分からず治療の終わりが見えない。治療に対するやる気もどんどん落ちていった。野口さんが経験した問題とはスケールが違うが、それでも似たような経験があるんだなぁ〜と思った。
この章では、若田飛行士と野口さんがジムで一緒になった時の会話が載っている。
若田さん「野口さん、どうすかぁ?だいじょぶっすかぁ?」
野口さん「僕、今月、辛くてね。もう、やれないかもしれない。」
若田さん「ああ、そうすかぁ。だいしょぶすかぁ、野口さん!がんばりましょうよ!」
2. ASCAN(Astronaut Candidate)の日々
ASCANでは、必ずしもみんな優等生ではなく、ある程度バランスが取れた上で、どれか一つ得意なもの、「これだけは負けない」というものを探していく。
まとめてる途中で飽きた笑
また、今度!
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