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現在の僕の教え子たちが教えてくれたモノ

僕は去年の夏から、毎週木曜日に、中学生を中心に、学習塾で有償ボランティアをしています。

進学校と呼ばれるような高校合格のための、というよりは、勉強がいまいちで一般的な塾には通えない子のための学習塾です。

教員免許や学童保育指導員の経験、担当する子によっては、僕自身が発達障害であることもいい方向に繋がっていて、
「芸は身を助ける」
「今までの経験様々だナ」
と思います。
勉強だけじゃなく、ちょっとしたお話を聴いたりしたりすることによって、自分も教えられたり気づかされたりすることがあります。

3月は受験勉強が一段落したのでしばらくお休みをいただいていましたが、4月から再開しました。

僕が担当していた子は、私立に続いて公立の試験も合格しそちらのほうに進学したそうです。
どっちに進学したのか、これを書いている日に制服姿を見て知ったという‥
しかも先週、実力テスト対策しなきゃ!ということで一緒に英語を勉強したのに。
「あれ⁈言ってなかったっけ?ごめーん!」って。
いやいや、僕も先週訊けばよかったのよ。

毎日早起きしなきゃとか、校舎が広くて大変とか、購買や自販機あるの嬉しいとか、今はワイヤレスイヤホンが欲しいとか‥いろいろな話をしてくれました。
エンジンのかかりは日によって早かったり遅かったりするけど、やれば素直に取り組む子。

帰りにお母様とお会いしたとき、「木曜日楽しみにしている」ていうことを話してくださったときは、ちょっと照れくさかったけど嬉しかったです。


また今日は、一人黙々と頑張っていた同じく高校一年生の男の子にも声をかけて、一緒に英語と数学の予習をやりました。
受け応えや物腰が柔らかく、すごく集中力と積極性がある子。
「これでバッチリだね!」
と伝えた時の、やり終えた後の笑顔がすごく良かった。


高校時代の僕は、部活はそこそこ楽しんではいたけど、「変な子」だったし「授業以外は相談室に逃げていた」し、成績はどれもパッとしなかったし‥
だからこそ、今目の前にいる彼らが眩しくて。

ああ自分もキラキラした学生生活送りたかったなぁ、と少しだけ羨ましくもあるけれど、それはそれ。

むしろ、一緒に学習に取り組むことで僕も勉強になることがあるし‥
そして、発達障害があっても、自分の一番がいなくても、こうやって慕ってくれる子たちがいる‥
本当に嬉しいことだなーって。

「他人と過去は変えられないけど、自分と今(からの未来)は変えられる」
ていうのを今まで呪文のように唱えて信じてきましたが
「今を変えれば過去が活きる」を最近加えることができたのは、このボランティアのおかげ。

「あぁこのボランティア挑戦して良かったなぁ」て思うのです。

これから先も、一人でも多くの子たちのために、そして自分のために、できることをコツコツがんばります。

みんな、ありがとう!

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