はじめまして
2年間に上司が3人も替わった。
年下の同僚は昇進して別の仕事に異動した。派遣さんも毎年のように辞める、そんな入れ替わりの多い職場にいました。
仕事は継続していくのに。。
50代の私はその中で、取り残されたように動かずそこに居たんです。
ただもう継続して担当しているのは私しかいないという自負。責任感。
働き方改革とは程遠い仕事量。
まるで昭和の農家の嫁?のように働き者だったのである。
疑問を持つ余裕すらなかったんです。
そしてある日悟ってしまった。
月に100時間以上ひとり残業している私は何をやっているんだろう?
それより何でやっているのか?
上司も同僚も仕事を私に放り投げて、手柄を持ち去り、立ち去っていくではないか。
私は動かず、定年まで10年このまま?だろうか。
いつからこんなことになったのだろう。
ただ一生懸命やってきたのだ。
人生を振り返ってみても、ずっと競争だった。進学高校に通って、成績上位で、大学院まで行って。
大学での課題提出は命懸けの競争レースだった。
運よく上位しか入れない研究室に所属。
入社が難しいとされていた建設会社に建築設計職として就職。
そのままずっと設計部に居て、ついに50代。
同期で残っているのは3人だけである。頑張ってはきたのですよ。
でも会社に大事にされてきた感じはないのです。
あなたは誰?って聞かれたことがない。大勢の一人。
だから
ちょっと会社に聞いてみたくなりました。
定年まで10年になりました、私は役に立っているのでしょうか
私をどうしたいのですか?って。
ねぎらってほしかったし、
一緒に10年先の目標を語りたかったんです。
でも聞くまでは、ほんとうに、駒の一部でしかなかったのだろう。
聞いたことでちょっとびっくりされてしまった。
女性は異動もなく出世もない会社だった。
文句を言っていると捉えられてしまった。
ちょっと聞いただけなのに。
即=異動になりました。
あなたのことなんて、、、
どうしたいとも思わないよなということ。。
そうだよな。
会社ってそんなところです。
黙って仕事してればよかったんです、、
見事に切り捨てゴメン。。。
やっと周りが見えるようになりました。私が変わらなきゃ。
ここから出なくちゃ。
そういえば、会社は定年が延びて65歳までに延長、役職定年制度がいきなり始まっていました。
女性ばかりでなく、男性も皆異動し、部下無しになっていた。
あなたは誰?何の人だっけ、専門技術者からキャリアを奪って、シニアスタッフと呼び、席を固めて隔離されていた。
残酷なまでにキャリアを無視した配置。辞めてほしいと露骨だった。
私は役職がなかったことが幸いして、若い人ばかりの居る
IT部門に移った。
20代の中に50代が一人だけ。
ITをマスターするしかないと張り切ってはみたが、、。
しかし、せっかく技術者として知識と経験を積んだのに、
リセットしてゼロになるなんて。
やっぱり辞めてほしいのかな。
定年まで10年、
このまま居ると後悔する。
ここから出なくちゃ。
転職を決意したのでした。
新たなスタートの始まりです。
皆さんの会社でのシニアの扱いはどうですか。
50代後半から輝く道はあるのでしょうか。
今日はここまで。