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50代の転職|プロスタッフ社員

転職エージェントからの紹介で面接に進んだのは
実験台メーカーに所属する設計支援部門だった。

実験台を納入する際に、
レイアウトしたりして、
搬入台数を検討したり、
建物一式、内外装ともリニューアルしたりする。

昔の建物は配管が内部に通せなくて、
外壁を這わせている醜い有り様だが、
構内の主要エネルギーが通った主要本管だったりして、
おいそれと外せない。
研究施設を一棟まるまる改修するには、
なかなか高度な知識が必要である。

消防上も規制が厳しい。

ベテランの経験を重視してくれたようだ。
年収もとても高かった。

一番魅力的だったのは
ベテランの中途社員を
毎年採用していて
慣れているところだった


コースがわかれていて選べるようになっている。
管理職キャリアとしての採用と、
管理職にはならない専門職採用(プロスタッフ採用)

とどちらか
選べるのだ。

前者は管理職手当がつき、
給料は上がっていくが、
管理者でなくなると下がる。
専門職(プロスタッフ採用)は定年まで一律で上下しない

私は迷わず、専門職コースを選んだ。
50代になると
会社のディレクター、プロジェクトマネージャー、
プロデューサー、マネージャー、役員、という
管理職求人が多いが、皆どうしているのだろう。

今まで属していなかった会社に突然入って、
会社を左右する判断がよくできるなと思う


元から居た社員はおそらく情報を隠したり、
反発、無視、意地悪をするに決まってる。

どこへ行ってもすぐ中心になれるような
人垂らしでないと、開示してくれないだろう。

知識を生かす以前に、新しい会社についての
たくさんの経営情報や慣例を知る必要もある。
ひたすら飲みニケーションするのだろうか。

専門職なら、今までの建築士の技術の延長
ということで安心である。
実務経験を活かせるのだ。
たぶんアドバイザー的な立場であろう。
責任もない替わりに決定権もない

ここからも内定をいただいた。
転職活動を始めてから
2ヶ月で5社選べる状況になった。

いよいよ決断のときが来た。

今日はここまで

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