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転職市場|人に拠って正解が違う職場
納期が重要な部品メーカーは
スケジュールに沿ってシステマチックに設計が進む。
中に入る機械が決まれば、
とにかく1日でも早く外側(外装)が出来ればよい。
機械は必要経費で節税になるが、
建物は所有扱いで税金がかかるので、
出来るだけ安い方がよい。
そういう訳で、システム建築が選ばれることも多い。
パタパタ早く建てられて、安いからだ。
デザインは二の次である。
設計者としては少し物足りない感じはある。
適度に緊張感があって、
でもシステマチックに毎日が進む安定感。
これぞ、イメージ通りの会社員人生である。
たぶん本当にあっという間に定年を迎えるだろう。
ちなみに私の経験から、
全くシステマチックでなく、
その反対のモノ決めをするのは医療施設である。
医療施設は
竣工する前から
改修工事が始まる困った業界である。
運営側(理事長や事務長や雇われているPM会社コンサル会社)の意見が
たたき台となり、
予算が組まれるが、その通りには全く進まない。
運営側より実務側の医者の方が発言が強いからだ。
例えば手術室ひとつにとってみても、医者の意見は分かれて、清潔ゾーンと不潔ゾーンが決まらない。
我々専門家の意見は聞かず、
先生自らの海外経験や大学での実習経験が原点になり、
設計は変更されていく。
人に拠って正解が違うということだ。
各科の教授の意見をまとめたら、
看護部長などより、ストレッチャーの置き場なり、シーツの収納位置なり、駄目出しされて、
さらに設計は変更されていく。
補助金などの問題があり、竣工日時は動かないとなると、
しかたなく、とりあえず、造りながら、設計変更しながら、
造ったそばから壊しながら、(@_@)
押したり、引いたりして進んで行く。
医療業界も
仮の設定で走り出す職場なのか、
変更には慣れているのか
バタバタである。
ここの施設部門に転職すると、たいへんである。
しかし人間が入る建物を設計するので、
デザイナーにとってはやり甲斐がある。
細かい配慮が
命を助けることにも繋がる。
社会貢献出来るのである。
安定的で
システマチックな毎日か
生き甲斐はあるが
バタバタの毎日か
あ〜どちらも
選べない。。
医療法人施設課
<予定年収>
450万円~550万円
<募集>
1名
<勤務地>
新宿区
社会貢献や人育てもこの歳になると意味を持ってくる。
心身共に打ち込める仕事に出会いたい。
今日はここまで。