あなたの手が教えてくれる、身体の声(マルシェでハンドトリートメント)
自分の手の温度、質感を、どんな風に感じていますか?身近な人の手は?
地域のマルシェで、ゆるゆるハンドトリートメントのブースを出させていただきました。
ハンドトリートメントをしていると、自然と身体の話になったり、たわいもないお話がぽろりと出てきたり。
言葉に出すだけでなく、静かに、ただただ、ぼーっとする時間が流れることもあって、それぞれにおもしろい。
すべての手は美しい
手や、身体の話になると、自分の、痛いところ、あまり気にいっていないところについての話が多くあがる印象があります。たとえば、冷たい、硬い、筋肉がない、かさかさ、などなど
そう感じているんですねぇ。
と思いつつ。
それは頑張っていることの裏返しなのかもしれないな、とも感じます。
介護のお仕事が影響した手首の腱鞘炎。子育てでの肩こり。生活、人生を垣間見せていただいているような。
どの手にもその人らしい美しさがあるように思うのです。
やわらかいなめらかな肌。洗い物をするときに、ゴム手袋を欠かさない工夫。
乾燥が感じられる肌も、はたらきものの風合いがあります。
爪のかたちがすごくきれいだったり、手のひらがもちっとやわらかかったり。
それそれの方の手の、すてきだな、と感じたところを、できるだけお伝えするようにしています。一人ひとりのよさを思い出せますようにと願いながら:)
ハンドトリートメントの流れは?
■うで
・オイル塗布:500円玉くらいオイルをとり、あたためて、祈るように、そーっと、はじまりはじまり
・ゆったりめに腕にオイルを伸ばします
・伸ばした後は、歯磨き粉のチューブをしぼるように、肘まで流していきます。
・かたさを感じた時は、腕をすこし揉むようにほぐすことも
■手首
・筋肉の流れに沿って。温めるイメージ
■てのひら
・「人」の文字を描くようにくりくりと
・腰、胃、太陽神経叢など、つぼをじーんわりプッシュしていきます
・ごりごりするときは、ここ、痛いですか?○○のつぼ…こりこり、感じますか…?とおたずねしてみます
■手の甲
・甲を、たまごを剥くように両方の親指と拇指球で開いていきます
■ゆび
・小指から一本ずつ、指の付け根→指先に向かって。関節のしわ、側面、指の根本へ。指の爪先をゆーっくりプッシュします。すこーしひっぱることもあります。
・指を人差し指と中指ではさんでごしごしすることも(これはダグダガイっぽいです。ダグダガイはフィリピンの足トリートメント…また別記事をしたためます)
・指の間の筋を一つひとつ流していきます
・親指まで行ったら合谷(つぼ)をプッシュ
・指の間広げてストレッチすることもあります
■腕
・歯磨き粉のチューブをしぼるように、肘まで流していき、手首まで帰ってきたら、手を優しく包んで、おしまいです。
わたしはどう感じたか
最初は少し緊張もするのですが、なんだかんだで楽しい。
「運動全然していない」、など、身体のお悩みがほろっと出る時、解決策の案をわたしが言うのも、ちょっと違うのかも…と、うまくお応えできないこともあり。「本当は身体さんとどういう風に付き合っていきたいのでしょう?」と、もっと一緒に考えていけるといいなぁと今後の宿題ができました。
梅雨はアーユルヴェーダでヴァータ(風)の勢いが強い、ついついバタバタしがちな時期。身体と心の声をきくセルフケアの時間を、意識的にとりたいものです。
来てくださった方、サポートしてくださった方、興味を持ってくださった方…みなさんに感謝です◎
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トリートメントの様子はこちらからもご覧いただけます
https://www.instagram.com/al1ce_dagdagay/
フィリピンのフットトリートメント、ダグダガイもやっています。(独特の感覚!)