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#詩をかく人

詩) 世界正解快晴異世界

詩) 世界正解快晴異世界

せ か い せ か い
せ か い せ か い
せ か い せ か い
せ か い せ か い 
せ か い せ か い 
 せ か い せ か い
  せ か い せ か い
   せ か い せ か い
    せ か い せ か い
     せ か い せ か い
      せ か い せ か い
     せ か い せ か い 
    せ か い せ か い 
   せ か い せ

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詩) 数式

詩) 数式

有理数と無理数のように
いつしか発見されるものの中で
膨大な情報が
地球にはまだ隠されている
そんなにも天文学的なものがここにはある
この容れ物に
緻密に設計されたものだなと思う
∞にも種類があるなんて
茜色の空が夕焼けではないことを知っている
僕等の認識できない者達がいるところ
龍の描かれた地図がある
恐らく全ての数式は僕等が宇宙へ還れば思い出すのだろう

世界平和のために

世界平和のために

水曜日を振り返らなくていいです

そんないつもいつも、思い出さなくていい写真を出さないでください

仔猫の仕草はなんでも可愛いので

世界が子猫で埋め尽くされればいいのに

特別なギフトはなくても

可愛くて柔らかいもので満たしてみて

嫉妬という概念なんてポイッとしちゃって

自己実現なんて、そんな欲があるからいけないんだ

無くなりますように

人が人の上に立ったような気分にならなくていい

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喧騒を通り過ぎていく僕

喧騒を通り過ぎていく僕

薄氷が連なる
掌が灼けるように密着して取れない
爪の先を雷雨が通る
終わらない音楽の群れを
無視して歩く
今日は雷雨だから
閃光は思い通りに
踵が濡れるのは他が濡れない為だ
兎の皮を被った楽隊は遠く過ぎていく
宿り木もない
意味もない
変わり映えしない景色なのに
今日は雷雨だから
もう少し生きようかと思った

肉体は遺灰に

肉体は遺灰に

川底の僕を見ているのは既に亡くなったあなた
だったりする?
そこは宇宙の上の上だよね
文字通り切り離されて手も届かないどんな姿かな
僕の記憶の中の
あなたの肉体はもう燃えて無いけれど
あなたの骨格や組織、皮膚の質感
僕を見る瞳
声帯を
なんで燃やしてしまったのだろう
灰になる45分前の頬に触れたよ
この世の身体はこの世限りだ
全部すくって取っておきたかった
触れて
その手で触れて
拍動と血脈を持っ

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