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2024年、よかったこと

もう新年ですね。のんびりと、昨年よかったことを振り返ってみます。いろいろあるけれど、5つくらい、書いてみましょう。ひとことでいえば、氷のなかに閉じ込められてひとりぼっちだと感じていたところからの回復を続ける年になりました。


抑うつからゆっくりリカバー

2021年の8月に自殺企図、2022年2月に摂食障害で病気休暇(1ヶ月)となり、鬱の診断がついた状態で米国に滞在していた2022年の夏ごろに、どん底状態となり、希死念慮にさいなまされてきました。それが、2024年の5月末に、すっきりと目覚め、朝から快適に仕事できるように。主治医、産業医、セラピスト(臨床心理士・公認心理師)は、そろって、「軽そう状態に転じた。上がりすぎないように注意しましょう」と言い、それぞれの専門に応じて回復と安定化を支援してくれました。ここ10年くらいの幅でみて、ゆっくりリカバーできてて嬉しいです。

料理が楽しめるようになった

生育家庭に問題があり、最近まで過干渉な母親に支配され、勉強や仕事ばかりしてきたため、家事全般をおぼえる機会がありませんでした。それが、2023年の5月にパートナー(フィリピン人)の急逝を契機に、「自立する!」という気持ちがむくむくと湧き、小さなマンションを購入して、(なんと初めて母親の管理から離れて)自分のお金を自分で使うようになり、そのなかで料理をすることも少しずつできるようになりました。欧州在住の子ども(料理上手)が半年ほど帰国し、一緒に夕食つくっているうちに、料理することが楽しくなりました。

仕事が楽しめるようになった

抑うつ状態のとき、すごく苦しかったのは、研究職なのに思うように読めなかったり書けなかったり、思考がまとまらなかったりという状態に加えて、そういう自分を「研究職失格」と思い込み、罪悪感と自責感で消えてしまいたいと気持ちに四六時中悩まされたことです。2021年11月から編集者さんがリハビリ(毎日200字何でもいいから書いて送ればコメントをくれる)を提供してくださり、少しずつ読み書きや思考力を取り返していきました。2024年には、多言語エッセイの執筆依頼をいただき、ほかにも2冊の企画が進行中で、久しぶりに仕事が楽しいです。

友情に感謝するようになった

人見知りですが、大切に思っている友人が何人かいます。調子を崩しているあいだは、なかなか会えなかっただけではなく、やれ自殺企図したとか、病気休暇になったとか、心配ばかりさせてしまいました。友人たちはときに相談し、わたしの特性(具合がわるいときはそっとしておいてほしい)を尊重し、ときどきメッセージや食べ物を送ってくれつつ、わたしが戻ってくることを待っていてくれました。先に書いたように、2024年5月から「軽そう」に転じて動けるようになったので、コンサートやシアター、レストラン、1泊の旅行など一緒に行けるようになりました。

Noteで新しい世界に出会えた

2024年10月にNoteを始めました。きっかけは、2018年5月以来、セラピスト(臨床心理士・公認心理師、精神分析系)と毎週1回50分の心理面接を重ねてきたのですが、250回を超えたところで、クラッシュ。このとき、わたしはセラピストに直接、陰性感情を伝えることができず、1ヶ月ほど面接を休むことにしました。以前は、セラピストに面接前に短いVlogを送っていたのですが、それも突然おしまいに。脳内多動のはけ口がなくなってしまい、そうだ、SNSやってみようか、と思い立ちました。初めてみたら、いろいろな書き手の方がいて、世界が広がりました。

ここまで読んでくださり、ありがとうございました。

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