ドラマ日記『青天を衝け』(第17話)&『ドラゴン桜』(第7話)
“日本資本主義の父”と呼ばれる、渋沢栄一(吉沢亮さん)の激動の人生を描く、大河ドラマ第60作『青天を衝け』の第17話。前回亡くなった円四郎(堤真一さん)の余韻が残る回でした。
円四郎の死を江戸で知り、衝撃を受ける栄一(篤太夫)たち。その頃、京では慶喜(草彅剛さん)が、御所に迫る長州藩兵と戦っていた。そこに、西郷吉之助(博多華丸さん)率いる薩摩藩兵も加勢する。篤太夫は、京に戻る途中、岡部の代官・利根(酒向芳さん)が現れる。
円四郎の死を伝えられた妻・やす(木村佳乃さん)は取り乱すものの、やがて鳥の掛け軸の裏に円四郎が残した手紙を発見。円四郎の幻が、やすの前に現れるという演出。前回の衝撃を和らげるような、切なくも穏やかなシーンでした。
一方、因縁の岡部代官に呼び止められた一橋一行でしたが、猪飼(遠山俊也さん)が拒絶。一橋家の威光の前に代官は、栄一に道を開けるしかない展開が熱い。そして、これもまた円四郎が栄一たちを家中に迎え入れてくれたおかげであったと。にしても、再会したお千代に「仕込む」とは(笑)。
続いては、かつて三流高校から東大合格者を輩出した元暴走族の弁護士・桜木建二(阿部寛さん)が、元教え子の水野(長澤まさみさん)と共に、破綻寸前の高校を再建しようとする『ドラゴン桜』第7話。
東大専科の7人が東大模試を受けることになった。模試で合格の見込みがないと判断された者は専科をやめなければいけない。今の学力では何人かは最低のE判定になることは明白だ。桜木が出したあまりに高いハードルに、生徒たちは混乱し、水野も不安に襲われる。
桜木の発言に、「見込みがない=E判定」と思い込んだ早瀬(南沙良さん)が、東大専科を脱落しそうになるものの、運を信じて復活。英語特別講師役のゆりやんレトリィバァが、なかなかのはまり役でした。
久しぶりに坂本社長(林遣都さん)登場ながら、前理事長の龍野(木場勝己さん)らと学園売却の密談。同席している岸本弁護士(早霧せいなさん)も一枚噛んでいるのか、それとも裏があるのか。売却計画のデーターを桜木に送ったのはひょっとして…弁護士を目指した矢島(山下智久さん)とか!?