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ドラマ日記『鎌倉殿の13人』(第39話)&『アトムの童』(初回)

鎌倉時代、源頼朝(大泉洋さん)に学び、武士の世を盤石にした男、二代執権・北条義時(小栗旬さん)が、いかにして武士の頂点に上り詰めたのかを描く大河ドラマ第61作『鎌倉殿の13人』の第39話「穏やかな一日」。

いまだ源実朝(柿澤勇人さん)と千世(加藤小夏さん)との間に世継ぎの誕生がなく、気にかける政子(小池栄子さん)と実衣(宮澤エマさん)。義時は、御家人たちが謀反を起こさぬようにまつりごとの仕組みを改める。

「穏やかな一日」とサブタイトルで言いながら、今後の和田合戦や実朝暗殺、承久の乱への布石が打たれた回。泰時(坂口健太郎さん)の従者である鶴丸(きづきさん)を、御家人に引き立てる件では、実朝を恫喝するなど、義時は完全にダークサイドに。

また、泰時と鶴丸が抱き合う姿を見て、実朝が嫉妬。さらに、泰時に自らの想いを込めた“恋”の和歌を送り…とまさかのBL展開。振り返ってみれば、たしかにそう思わせるシーンやセリフが以前にもあった気がしますが、ちょっと驚きました。実子がいなかった実朝の解釈として、歌含めて見事。

若き天才ゲーム開発者・那由他(山﨑賢人さん)が、潰れかけの老舗玩具メーカー「アトム」とタッグを組み、経営陣とあらゆる逆境を乗り越えながら新たな挑戦。大資本との覇権を争う姿を描く『アトムの童』の初回。

主人公の那由他は、かつては名作と呼ばれるゲーム「ダウンウェル」を作る天才ゲームクリエイターだったが、あることがきっかけとなりゲーム作りを辞めてしまった。辞めてから6年たったある日、eスポーツ大会に遭遇する。

裏のSP番組の影響か、初回世帯視聴率8.9%と日曜劇場枠としては珍しく10%を切ってしまった本作ですが、最近のゲームに馴染みがない人でも十分楽しめる日曜劇場らしい作品でした。

那由他の過去の隼人(松下洸平さん)ら仲間たちとの成功体験と現状、そして興津(オダギリジョーさん)との因縁。一方、ヒロイン・海(岸井ゆきのさん)の実家のアトム玩具と父・繁雄(風間杜夫さん)に対するわだかまりがまず描かれ。

元々苦境にあったアトム玩具ですが、繁雄が倒れ、工場が焼失したことから絶体絶命。そんな中、アトム玩具にリスペクトがあった那由他が、「ダウンウェル」で海とつながり、そのバグ探しで正体を明かす件にワクワクしました。

最後はアトム玩具の特許が欲しい興津と那由他が再会、そして宣戦布告。ひょっとして、工場の火事は放火とか…?どう見てもアトム玩具って、海洋堂がモデルだよなあと思っていたら、実際に設定などで協力されているようです。



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