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「旅立ちの日に」の歌詞を正しく理解する『悪問』

 6年生を担任されている方や、この歌が好きな方で、「そういえば歌詞のことあまり詳しく知らないな...」という方!!これを読んで、理論武装してください。歌は、知って歌うのと知らずに歌うのでは、浮かぶ景色が違います.........
 
秩父市立影森中学校の校長だった小嶋先生と、音楽科教諭だった坂本先生の手によって生み出された、「旅立ちの日に」。今や卒業ソングの定番です。

 素晴らしいメロディーと、心に届く優しいメッセージで、在校生も大好きなこの曲です。しかし、指導するとなるとなかなかに難しいものです。

 途中から早くなるとか、発声がどうだ、というのは音楽にお強い先生にお聞きください。私は、歌詞を「正しく理解して」歌うことがここでも大切ではないかと考え、それについて発信します。【もちろん、これのみが絶対に正しい解釈、という訳ではありません】卒業生たちと歌詞を読み合った時の発問や取り上げた言葉などを中心に、進めてまいります。

『 一度だけ出てくる、「君」は、だれ? 』

解釈は人それぞれです。歌詞は、まず、それが大切です。
でも、今、皆さんの目の前にいる子ども達は、本当に歌詞の意味を考えて、歌っていますか?何となく良い歌だな、良い歌詞だなで歌っていませんか?
この歌詞は非常に難しく、でも願いや思いにあふれています。それは伝えなければいけません。目の前にいる子ども達に一番伝わる解釈を、ぜひ。

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