サイボウズに中途入社した私が、溶け込めるように実践したことn選
哈儸大家好!あっきーです。
このブログは、「Cybozu Advent Calendar 2022」の11日目の投稿です。
新しい環境に飛び込むのはとても勇気のいることです。
今回は、そんな時に役に立つかもしれないことについて書いてみました。
はじめに
この投稿の背景とコンセプト
私は今年の7月に、サイボウズのビジネスマーケティング本部にある「Webチーム」にジョインしました(下記の自己紹介参照)。
名前の通りビジネス系の職種がほとんどの部門であり、チームとしても初めてのエンジニアだったこともあったので、入社前から、どんな人と一緒に仕事をするのか、いいコミュニケーションをとることができるかなど、不安は多少あったわけなのですが、大変ありがたいことに、入社後すぐにチーム内外の方と打ち解けることができました。
なので今回の投稿では、そうなるために「自分自身試してみたこと」や「周りがしてくれていたこと」を振り返ってみたいと思います。
この記事を読まれている方の中に、
「これから(もしくは現在)新しい環境に溶け込めるか不安を感じている」
「新しい人を受け入れることになった(受け入れた)けど、どうすればいいかわからない」
という方がいらっしゃいましたら、「こういったやり方もあるのか!」と参考にしてもらえればとても幸いです。
そもそもの「周りの環境」や「自分」について
とはいえ、「あくまで私個人の場合」になってしまうところが大きいと思うので、はじめにどういった「前提条件」だったかを共有しておきます。
周りの環境
業務は、皆さん住まわれている地域がバラバラだったり、現状コロナ禍ということもあったりするので、リモートでのチャット・Web MTGが基本です。入社後1か月の間でも、出社して対面で会う機会は1回しかありませんでした。
とはいえ、皆さん業務仲間ではありますが、チーム内での会話はとても弾む方ではないかと感じます。そういった意味で、チームの雰囲気はもともと良かったと思います。自分の性格
まず、決して陽キャではないと思います笑
とはいえ、社会人になって人と話をする(しかない)場面が増えたこともあり、話すこと自体は嫌いではなくなりました。ただ、大人数での場や会議などでは比較的おとなしくなる方でした。
今回は、いわゆる中堅社員年代として、人生2度目の転職をしたのですが、「自分自身としても早くチームに溶け込みたかった」という意図があり、少し頑張ってみた感じです。
やってみたことn選
それでは、本題の「やってみたこと」に入ってみたいと思います。
大きく、「自己開示系」「業務情報開示系」「交流系」の3カテゴリに分けて書きました。
自己開示系
巷でよく聞く「自己開示」を積極的に行ってみました。
具体的には以下のようなことが挙げられます
1 : アイコン画像(写真)を準備
社内の業務ツール(kintone・Zoom)上ですが、顔を覚えてもらうという意図もあり、アイコンを自分の写真にしました。
これまでは、何かのマーク・アイコンなどを使うことが多かったのですが、今回写真にしてみたところかなり好評で、そこから話が広がった場面も結構ありました。
別に写真でなくてもいいので、何かしら自分を表現できるアイコン画像を準備しておくのはいいかもしれません。
また、休みの時は「お休み」とすぐわかるようなアイコンを準備しています。もともとはチームのチーバさんなどがやられており、それが素敵だと思ったので真似してみました。
2 : 自己紹介を自分からする
よくあるやつで、初日の部署・チームでの自己紹介はありました。
ただ、それだけだと形式的なもので終わってしまうと思ったので、それ以外の場面でも積極的に自己紹介を行いました。
例えば、「全社自己紹介イベント(立候補制)」「初めてお会いした社内の人との場」などを活用して自己紹介することで、広く覚えてもらうようにしました。
似たようなものだと、下記の「自分のトリセツ」というものを、社内ツール上に書いてみたりもしました。前に別のところで見かけたのを真似したのですが、チャットツールのプロフィール等があるような会社であれば、ぜひこちらも参考にしてみてください。
3 : 人の投稿などにコメントをガンガン入れる
社内では、業務・業務外など様々な話題でチャットが飛び交っていますが、その場でも積極的にコメントしていくようにしました。
例えば、下記のように、入社2週目くらいに、「チーム」についての話題が上がったことがあったのですが、気になったのでとりあえずコメントしてみました。
正直まだこのチームについて何も分かっていない状況ではありましたが、一般論としての話をしているうちに、そこから現チームのことを知るきっかけにもなりました。
他にも、入社1か月の時点で、社長の分報にコメントを書いたりもしてみました。さすがにこれはサイボウズ特有すぎるかもしれませんが、いずれにせよ、自分が関われそうな話題があったら、積極的にコメントしていくのは有効だと感じました。
業務情報開示系
ある意味これも「自己開示」ではあるのですが、仕事スタイルやスキルの理解をしてもらうため、業務に関係あること(知見・業務状況)は積極的に発信・アウトプットするようにしました。
そうすることで、「得意な分野・業務」、「今、何をやっているか」を知ってもらうことができるかなと思います。
具体的には下記4つです。
1:「知っている情報」「関係ありそうな情報」をとにかく出す
業務情報開示で一番簡単なのは、得意もしくは経験のある分野についての議論の場で、アイデアや意見を出すことです。
中途で入社された方などは、これまでの経歴で得た情報をチームに還元していくという目線でもいいかもしれません。
※ただし、方向性を間違えると、「前職出羽守」になってしまうので、注意が必要かもです。
私の場合だと、入社して比較的すぐの段階で、AWS全般の知見や、SIerの経験から得た「民法改正で変わった契約条件の注意点」などを発言していました。
なお、新しく入った立場で、会議のような場だと発言するのはなかなか勇気がいると思いますが、チャットであれば心理的にも少し楽だったりします。
2:質問場所を自分からも設ける、しかも残しておく
何かあったときに質問できる「場所」を作っておきました。私の場合、業務のやり取りはkintone上で行うので、kintoneのスレッドの中に、1つ「質問場」を作っていました。
自分自身が質問しやすくなるのもメリットですが、これが記録として残ることで、また別の方を新しく受け入れる際の参考にもできるという面でも有用でした。
3:分報を書く
サイボウズには「分報文化」があります。今回私もほぼ初めてだったのですが、あえて意識して書くようにしました。
会話のきっかけにもなるので、これはかなりおすすめです。
書くのは、やっていること、予定、困っていること、感じたことなどが中心になっています。
他にも、下記のようなプライベートなことなんかも書いていました。
4:得意なことをやる(議事録とる)
私は、議事録を取ることが得意だったので、会議では自主的に、メモのような形でしていました。自分自身の理解を深めることや知らない単語を知ることにも繋がりましたし、その議事録を共有することでチームの方から感謝されたりもしました。
別に議事録でなくてもいいのですが、整理整頓でも電話対応でも、何か得意な業務(知見で、というより、行動で)を自主的にやってみてはいかがでしょうか。
※ただ、「議事録」の効果は人によるかもです笑。最初のうちは集中して聞く方がいいのかもしれません。
交流系
これはある意味チームメンバーやサイボウズの風土のおかげかもしれませんが、下記のような交流の「場」があり、活用できたなと思っています。
1:ザツダンの参加
ザツダンもサイボウズ特有の文化です。
一般的な「1on1」に似たザツダンもありますし、「朝ザツ」という、毎朝の朝会の談笑バージョン(業務の話をしてもいいし、全く関係ない話をしてもいい)もありました。
いずれにせよ、チーム内外の方と話す良い機会になったので、お互いの理解を深める速度がより早まったかもと感じています。
なので、業務時間どこかで枠を取り、定期的(ある意味強制的)に話す時間を設けるのは有効かもしれません。
2:対面の機会
前述の通り、基本リモート業務のチームではありましたが、入社後1か月の間で、1度だけ対面で集まる機会がありました。そのタイミングを活用して、直接会って話したり、社内の会議室でお弁当ランチを行いました。
その時の情勢や住んでる場所などの条件はあると思いますが、もし可能なタイミングがあるなら、1度会ってみるというのも有効かと思います。
もちろん強制ではありません。もし当事者達が「OK」であればでいいと思います。
さいごに
というわけで、私が試してみたことn選を振り返ってみました。
いかがだったでしょうか?
これから新しい環境に行く方は、「少しは頑張れそう」と思って頂けましたでしょうか?
また、受け入れ側の人も、「なるほど、参考にしてみよう」と思って頂けましたでしょうか?
環境が変わる時というのは、誰しも不安になると思います。
そして、そういった方々の不安は、周りのフォローが無いとなかなか解消しない場合が多いです。
今回紹介したものは、どれも周りありきの内容ですので、ぜひ受け入れ側の方々からも、その不安が早く解消できるようにお手伝いしてあげて下さい。
この記事が、誰かの参考になれば幸いです。
さて、「Cybozu Advent Calendar 2022」はまだまだ続きます。
明日の投稿は、私同様、最近入社されたとうまさんです。
ぜひお楽しみに!
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