さきたま古墳群に行ってきました。#バラの輝き⑥ #今日の短歌
先日、行田の古代蓮を見に行ってきましたが、その約2キロ先に、さきたま古墳群がありました。それで、さきたま古墳も見に行きました。何故かというと、その埼玉県さきたま史跡の博物館には、国宝の金錯銘鉄剣(きんさくめいてっけん)が展示されていて、その記述には辛亥の年七月(西暦471年)とあり、ですから、七月にはレプリカでなく本物の鉄剣の展示があると知ったからです。
この鉄剣には115文字が彫られていて、この剣を作らせた平獲居臣(オワケ)という人物の先祖から8代にわたる系譜と、平獲居臣(オワケ)がヤマト王権の中心である大王家(のちの天皇家)に先祖代々仕え、国を治めるのを助けてきたことを誇るために剣を作らせて、文字を記したことが書かれています。
この辛亥の年は、471年とされ、ワカタケル大王は雄略天皇といわれています。剣身の両面には金象嵌(キンゾウガン)の文字。
象嵌とは、金属や石などの表面に溝や穴を彫り、その中に別の石や金属をはめ込んで装飾することを言い、金をはめ込んだのが金象嵌です。
古墳時代の金石文としては、歴史的価値はとても高いものです。
① 今は今さきたま古墳遥かなり千年単位で時は過ぎさり
② 埼玉はさきたま生まれ古墳群今も息づく古民家の跡
天祐
① 古墳群は広々としてあちこちに小高い丘となりてそびえる
② 古墳群と国宝の刀剣見るときに古の人らの暮らしを思う
③ 展示さる錆と鉄剣天皇に使えし誇りは今国宝に
原由希子
① 鉄剣を見に訊ねきしさきたまの古墳群はゆったりと居て
② ゆったりと時は流れてさきたまの古墳登る人遠く見えけり
③ 鉄剣は錆に膨らみ展示室雄略天皇辛亥七月
④ 鉄剣は装飾凝らす金象嵌ヤマト王権仕えし者の
⑤ 八代の系譜書き記す鉄剣は雄略天皇証したり
章予
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