「血の味」(詩)
千を超える舌が
血の味を訴える
喉の管を爛れさせ
噴きだすように上を向き
千を超えて訴える
囁き声など切り裂いて
つぶらな瞳を握りつぶし
平らかな日々の味を求めるが故に
舌を出すのだ
赤い赤い身を摘めというように
千を超えて
万を潜って
億を跨ぐ
血の味がすると訴える
千を超える舌が
血の味を訴える
喉の管を爛れさせ
噴きだすように上を向き
千を超えて訴える
囁き声など切り裂いて
つぶらな瞳を握りつぶし
平らかな日々の味を求めるが故に
舌を出すのだ
赤い赤い身を摘めというように
千を超えて
万を潜って
億を跨ぐ
血の味がすると訴える