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「大したことのない薄闇」(詩)

内側の暗がりが空洞になって
そこへ私を押していく

ここニ隠れろ
ココに隠レろ

いやだのやだのいや

私は真っ暗がいい
大したこともない薄闇で
私を飼えると思うなよ

蹴散らしてやった手たち

右側を大切に持ち帰る

おやつの代わりに食べてやる

そしてもっと暗い 私の腹を知るいい

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