「水辺」(詩)

ずっと いっしょにいた
これからも ずっといっしょだ

私はここから ひたすらひろがり
わたしたちは 内側からかえってくる
ひとときも はなれあえない

わたしたちは ひとここち 永遠の双子で
私の手の平に 押しかえされる冷たさは
私そのものの 返答だ

世界は こわがる
わたしたちが こわがっていないか

だから うたう
そして 花は色を増やしていく

わたしたちから すべてのものたちへの返礼だ

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