「ほんとう」(詩)
どうしてだろう
目の前は真っ暗で
これからのなかからは
もう何一つ大切なものは無く
苦しみが私を待ち焦がれている
その一心を信頼してしまう自分が
頭をでこぼこにして
私を一方的に大騒ぎの中へ迷いこませる
誰を信じても同じ鉄で首を落とされる
それを知って乱痴気の中踊れと言う
私が
私を空から遠ざける
だから
どうか
詩を開いて
ここにまだ手は届くと分からせて
どうか
こんな私にほんとうを握らせてほしいのです
どうしてだろう
目の前は真っ暗で
これからのなかからは
もう何一つ大切なものは無く
苦しみが私を待ち焦がれている
その一心を信頼してしまう自分が
頭をでこぼこにして
私を一方的に大騒ぎの中へ迷いこませる
誰を信じても同じ鉄で首を落とされる
それを知って乱痴気の中踊れと言う
私が
私を空から遠ざける
だから
どうか
詩を開いて
ここにまだ手は届くと分からせて
どうか
こんな私にほんとうを握らせてほしいのです