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「ほんとう」(詩)

どうしてだろう
目の前は真っ暗で
これからのなかからは
もう何一つ大切なものは無く
苦しみが私を待ち焦がれている
その一心を信頼してしまう自分が
頭をでこぼこにして
私を一方的に大騒ぎの中へ迷いこませる
誰を信じても同じ鉄で首を落とされる
それを知って乱痴気の中踊れと言う
私が
私を空から遠ざける
だから
どうか
詩を開いて
ここにまだ手は届くと分からせて
どうか
こんな私にほんとうを握らせてほしいのです

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