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「泡」(詩)

息を吐く
上を向いて
放り出す
あれもこれもと作業を止めて
苦しさをなんとか 胸より下へ下すように
空気の流れを利用して
なんとか 
なんとか
少しでも
息をする
苦しいと また 頭の天辺から呟くから
それで やはり 
はあ、と
私は みずうみの底より 泡を吐く

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