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nishida3336
「わたしをどうして磨いたの」(詩)
わたしをどうして磨いたの
あの不格好な黒髪は
あの星屑にもなれない小さな火は
黄昏を越えて先へ行ってしまった
さよならも 聞けなかった
懐かしさも ひしゃげ曲がる
うつくしい紐を掛けた
ひとまとまりの偽りよ
わたしをどうして磨いたの
意義ではなく意思でもなく
生きるを振りほどく無様な後ろ姿が
愛を呼んだのに
わたしをどうして磨いたの
あの不格好な黒髪は
あの星屑にもなれない小さな火は
黄昏を越えて先へ行ってしまった
さよならも 聞けなかった
懐かしさも ひしゃげ曲がる
うつくしい紐を掛けた
ひとまとまりの偽りよ
わたしをどうして磨いたの
意義ではなく意思でもなく
生きるを振りほどく無様な後ろ姿が
愛を呼んだのに