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「みどり」(詩)

ゆったりとした光が編まれている
しかし
強靭な命

みどり
どうか時間と越えてゆけ
羽をもつのは鳥だけではない
命につつまれたひとつの役割

白々と光を呑みこんでいく
そして
球を包み込むのだろう

みどり
そのまま時を流れてゆけ
そのものが羽となり
やわらかに深く
水面をそっと離れて

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