見出し画像

「白い手」(詩)

まるまるとした仲良しのまる
あなたに触れるのは重たいの
頭の中に大振りのしゃぼん玉
その中の光の量に胸は痛みを吐く

素晴らしい手の平の温度
わたしあう足されていくやさしさ
私に足首をだせという
そこをさすると言う

逃げ出す大きな手の平
私は丸を刺し潰す棘であり
それを抱えてこむのは現実的ではありません
身を屈めるなんて恐ろしいことをどうかしないで

どうか同じ風に吹かれ揺れることで許して
どうか微笑みの連なりの端であることで
私の手は鋭利なものを掴むために白いのです
きれいだなどと見失わないでいただきたいのです

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集