「やさしく揺れるため」(詩)
死ぬ頃には優しくいてね
死ぬまでにはやわらかに
転がってぶつかって
そのまま腐りきれずに焼かれる
そんな未来がやってくる
だからせめて
崩れる私の居た世界に
手を振ってあげてね
私は私のまま
切り捨てられる闇も肌に埋め
死へ歩く
真っ直ぐに
だからどうか
線が切れてしまうまで
私の優しいものが
さようならと
たかくたかく
揺れますように
死ぬ頃には優しくいてね
死ぬまでにはやわらかに
転がってぶつかって
そのまま腐りきれずに焼かれる
そんな未来がやってくる
だからせめて
崩れる私の居た世界に
手を振ってあげてね
私は私のまま
切り捨てられる闇も肌に埋め
死へ歩く
真っ直ぐに
だからどうか
線が切れてしまうまで
私の優しいものが
さようならと
たかくたかく
揺れますように