Photo by takitsune 「土がやわらかだといい」(詩) 8 とし総子 2023年6月25日 21:26 最果てに咲いた笑顔のおわりに誰が唇を寄せたのか泡のようで膜のようで恋のようで捩じれのようで誰の手にも 整えられない雲光はあきあきしても照らし 先へ本当に鮮やかなものが背中側にしかないのだとしたらこのありかたは暗がりへの坂道で冷たさが手を引いているとしても急ぐこともないね ちっとも私たちゆっくりと 首に重くなる思い出に最果ての土はやわらかだといい風が打つ私はまた 明るい身の足を差し挟む ダウンロード copy いいなと思ったら応援しよう! チップで応援する この記事が参加している募集 #スキしてみて 589,289件 #スキしてみて #詩 #創作 #現代詩 #思い出 #土 #やわらか 8