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2018年3月の記事一覧

コミュニティの核は「教祖型」だけじゃなく「黒子型」もあるはず

コミュニティの核は「教祖型」だけじゃなく「黒子型」もあるはず

最近、アーティストのファンクラブを見ていて、「これはまさに教祖型ファンクラブの最たるものだな」と感じました。

中心にアーティストがいて、その人のライブに優先的に行ったり、特別な商品がもらえたり、ちょっとだけ距離がある「憧れ」だからこそ人が熱狂して集い、横のつながりができていく。

これが教祖型コミュニティの基本だと思います。

コミュニティには核となるものが必要なので、こうした教祖型コミュニティ

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石を投げる資格。

石を投げる資格。

「旬」というのはいい言葉だな、と筍を見て思う。無論われわれ人間が食べる時期についてああだこうだと語っているのだからいい気なもので、牡蠣や鰹などにしてみたらたまったものではなかろう。

鰻などは源内先生が夏を旬と決めたのに、年中美味しいものだから、今では絶滅の危機に瀕しているらしい。そこで嘆くのもまたある種の傲慢である。動物は何かの理由で多くの種が絶滅し、消えていった。人類もいつか消える。

あるス

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「話していないこと」の方にこそ、意味がある。

「話していないこと」の方にこそ、意味がある。

私には、「聞かれても答えないこと」がたくさんある。

「聞かれるまで言わないこと」も、たくさんある。

大人になればなるほど、言ったことよりも言わなかったことの方に真実が隠れていることがある、と私は思う。

そう、それはまるで、素材を削ることによって彫刻作品が浮き出てくるように。

***

なぜ年を重ねるにつれて人は、言葉によって核心に迫ることを避けるようになるのだろう。

「私とあなた」の関係

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恋人とか、パートナーっていうのは、きっと

彼氏やパートナーの有無を聞かれる時、私はいつもこう答えることにしている。

「いたり、いなかったり、ですかね。(笑)」

こう答えると、意外にもそのあと深掘りされない。

まあきっと、ただ単にこんな答え方をするやつは面倒だと思われているのだろうけど、自分自身の恋愛について突っ込まれる方が私にとっては面倒なので、今のところはこの言い方で通している。

というか、そもそも今もし私に彼氏がいたとして、そ

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