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「眠れない・・・」不眠から始まった適応障害。

スタートアップに転職し、働き始めてから5日目にして、会社に行けなくなった。

事の始まりは不眠から

前日は、全社で飲み会があり、僕も「色々なメンバーのことを知りたい」と思って、楽しく話をしていた。

最終的に二次会まできっちりと参加し、帰宅したのは夜中の1時。翌日は6時40分には起きて出社せねばならないので、帰宅後には颯爽とシャワーを浴び、パジャマに着替え、歯を磨き、布団にダイブ。

だが眠れない。全く寝落ちる感覚がない。

飲み会で遅帰りしているし、転職初日から始業30分前には出社し、1時間から1時間半は残業し、行き帰りの電車でも勉強をしていたし、疲れているはずなのだが、全然眠れず。

次第に心臓の鼓動がハッキリと感じられるほど心拍数は上がり、眠れぬまま朝を迎えかけてしまった。

「疲れているだろうし、ちゃんと寝たほうが健康でいられる」と思い、その日は思い切って仕事を休むことに。

チャットでお休みの連絡を入れてからは、「無理して早朝に起きる必要がなくなった」とリラックスできたからか、ぐっすりと眠れた。

出勤日を想像すると、まだ眠れず

初めて仕事を休んだ当日は、日中何度か目覚めたものの、最終的に布団から起き上がれたのは15時過ぎ。

入眠できたのが朝方だったし、前日も大量にお酒を飲んでいたので当然だと思った。少し頭も痛かったし、お腹も下していたことから、二日酔いも生じていたのだろう。

翌日からは土日祝日の3連休。翌日がお休みであれば、眠れなかった時と比較して早く入眠できた。

しかし、翌日が出勤日である夜はまた眠れず。飲み会から帰ってきたあの夜と同様、目を瞑るも頭は冴え渡った状態だった。

「一旦、リラックスしよう」と思い、家にあるぬいぐるみを抱きながら眠ったら入眠できたものの、眠れたのは2時から3時のたった1時間。3時以降は再び頭が冴え渡り、眠れなくなった。明らかに体に異変が起きている。

全く眠くないので、このまま寝ずに出勤しても仕事はできてしまうかと思った。

しかし、「睡眠障害の始まりは、適応障害やうつ病の始まり」だと以前の経験から想像。

勇気を出して「睡眠が取れなくなっており、しばらくお休みさせてください」と、チャットで社長と上司に伝えた。

この日、最終的に眠りにつけたのは、午前7時前。そして、すぐに覚めてしまい、午前11時前には起き上がっていた。

精神科で適応障害の診断を受ける

2度目のお休みを会社に伝えた当日の日中、すぐにGoogleマップで近隣のメンタルクリニックを検索し、初診の予約を取ることにした。

以前も心療内科にかかっていた時期があり、同じ病院にしようと思いつつ、

・主治医との相性があまり良くなく、本音で喋りづらかった
・交通費をもっと抑えたかった(以前の心療内科は家から少し遠い)

といった点から、新しい病院を探すことに。

初診は取りづらいこともあり、1ヶ月以内に行ければいいなと思っていたが、最終的に選んだ精神科で3日後に受診ができることとなり、驚いた。

睡眠障害に潜む仕事への不安

精神科では5分程ではあるが、言葉としてハッキリ出せそうな不安は全て担当医に向けて吐き出させてもらった。

「眠れないことが不安」を起点に話していく過程で、徐々に仕事の進め方や会社の雰囲気、ワークライフバランスなど、「働き方」に関する不安もたくさん抱えていることが判明。


仕事は楽しいと感じているはずだし、成長したい気持ちも強いはず。

一方で、今の働く環境や仕事への向き合い方では、仕事以上に大切にしたいと思っていた自身の価値観に反してしまうことが分かった。

休職は正解だったのか?「まだ頑張れたのでは」という自分もいる

転職して5日という短期で療養という選択を取ったことが、自分にとって正解かどうかは分からない。

睡眠障害「だけ」ではあったし、もう少し頑張って働けたのではないか。

一方で、あのまま働き続けたら、もっと悪化し、noteも書けないほど衰弱していたかもしれない。


ただ、適応障害を発症し、休職して長期療養を始めたことは事実。

療養が終わって数年後、「あの時に休んで良かった」と思えるよう、ダウンしている今は、一日一日をゆっくりと歩んでいこうと思う。


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