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LORAの学習用イラストを加筆・修正して生成イラストのクオリティをアップ

 AIで生成したイラストで絵柄やポーズLORAを作るときに、以前はそのまま使っていたのですが、最近は簡単な修正をしてから使うようになりました。  ちょっと手間はかかりますが、その労力に見合うだけのクオリティアップは図れているかなぁと思います。  今回はLORA作成時の参考までに、自分が修正時にどこに注目して直しているかを簡単に紹介してみます。 1:キャラLORAとそれ以外だと修正度合いが異なる。  キャラLORAは細かい部分の表現がキモとなるので、とうぜん細かい部分も修

    • いろいろなモデルで twintails と pigtails の違いを調べてみた

       現在、SDXLで人気のあるモデルというとPonyとIllustrious系(noob含む)ですが、それぞれのプロンプト様式は、Ponyがe621系、Illustriousがdanbooru系となっています。  まぁPonyはdanbooru系も使えますし、その逆もあるので、あまり神経質になる必要はないのですが、それぞれで「通りやすい傾向がある」のは確かなようです(実は、自分はあまり気にしたことがなくて、Ponyだとたまーにe621系タグを使うぐらいなんで実態は分かっていない

      • LORA学習におけるマルゼン式とタグの付け方について

         某掲示板を見ていたら、「LORA学習時におけるトリガーワードへのタグの集約」が話題にのぼっていました。  LORA学習でよく言われる「タグテキストの一番最初にトリガーワードを書き、覚えさせたいタグを消す」やり方、いわゆる「マルゼン式」というヤツです。  で、説明としては間違っていないのですが、「覚えたいタグを消す」っていうのが直感的に分かりにくいかなと思ったので軽く説明してみます(自分は某掲示板への書き込みができないので、自分のnoteに書きたくなった)。  とはいえ、

        • タグやLORAを駆使してIllustrious-XLの絵柄を安定させる

           illustriousが暴れ馬すぎて困っています。  最近話題のSDXL用のベースモデルであるillustriousさん(以下リアス)。  構図バリエの豊富さとか、ディテールをちゃんと描いてくれるところとか、プロンプトへの応答性とか、いいところがいろいろあるんですけど、一方で猛烈に「絵柄が安定しない」という問題を抱えています。  そこで絵柄を安定させる方法をいろいろ試してみました。

        LORAの学習用イラストを加筆・修正して生成イラストのクオリティをアップ

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        メンバー特典記事

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           AIで生成したイラストで絵柄やポーズLORAを作るときに、以前はそのまま使っていたのですが、最近は簡単な修正をしてから使うようになりました。  ちょっと手間はかかりますが、その労力に見合うだけのクオリティアップは図れているかなぁと思います。  今回はLORA作成時の参考までに、自分が修正時にどこに注目して直しているかを簡単に紹介してみます。 1:キャラLORAとそれ以外だと修正度合いが異なる。  キャラLORAは細かい部分の表現がキモとなるので、とうぜん細かい部分も修

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          illustriousでケモ耳娘用に「人の耳を消すLORA」を作ってみた

           以前「ケモノ娘を作ると耳が4つになるのが気にいらないので耳消しスライダーを作る」という記事を書いたのですが、そのとき作った耳消しLORAが、最近注目を集めているillustriousだと効果がでません。  なければ作ろうということで、illustriousをベースモデルにしてコピー機LORA式による耳消しスライダーを作ってみたのですが初回は見事に失敗。  その後、試行錯誤を繰り返して大量に試作品を作った結果、Pony版の差分方式とは違う形で作成できたので、そのやり方を簡単

          illustriousでケモ耳娘用に「人の耳を消すLORA」を作ってみた

          「4th Tail」にPony系のモデルをお手軽階層マージして使い易くしてみる

           先日、最新バージョンが発表された「4th Tail」が良い感じです。  Ponyベースではあるものの、大幅な変更が施されていて、Pony系とは思えない構図や絵柄のイラストを生成できます。  ただ、Pony本家同様にかなりクセがあるモデルで、普通に使っていると絵柄がまったく安定しません。  また、従来のPonyのLORAがやや効果が低い(効かないワケではない)というのも困りものです。  このままだと使いにくいことこのうえないので、絵柄を安定させる&LORAの流用をしやす

          「4th Tail」にPony系のモデルをお手軽階層マージして使い易くしてみる

          斜め前髪LORAを素材5枚&1時間で作ってみる

           先日配信した、プロンプトで髪型を指定する記事の中で「ナナメぱっつんもたまにできるよ!」みたいなことを書いたんですが、その後いろいろ試すもどうにもこうにも安定しない。  腹立ってきたんでLORAを作ることにしました。  前髪ナナメにするだけなんで多分簡単だろうと…。  簡単に作れました。  まず前髪がナナメになっている正面写真を収集。  髪の形が分かればいいので、アニメ絵にこだわらずリアル系の画像も使うことに。  リアル系であれば髪型の写真は数多くあるので集めるのはそれ

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        記事

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          複数キャラを一つのLORAで出力する方法を考える

           連続した挿絵イラストとか作るときに「複数の特定キャラをLORA化したうえで、それを1枚のイラストに同居させたい」ことがあります。  ただSDXLは「複数キャラの描き分け(指定)が苦手」だし、じゃあLORAでやるかとなってもLORAは複数キャラを混同することなく別々に覚えるのが得意ではありません。  現状だと「複数のLORAをPROMPTER系拡張で個別適用」が最適解っぽいんですけど、PROMPTERでの複数LORA適用って技術的にも運用的にもハードルが高いんですよね…。

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          ぱっつん前髪の長さをプロンプトだけで弄ってみる

           前髪パッツンが好きで「blung bangs」とか「hime cut」をよく使うんですけど、前髪の長さがランダムになるのが気にくわないというか、長いパッツンと短いパッツンを使い分けたいと思い立ちました。  掲載しているイラストは4th tailの自作マージモデルで出力しています。  4th系だとe4pが使い易いです。civitaiで公開されています。  Ponyでも同様の効果があるのは確認しましたが、4th系よりやや効きにくいかもしれません。  パッツン系の王道プロンプ

          ぱっつん前髪の長さをプロンプトだけで弄ってみる

          大量に生成したAIイラストの中から、うろ覚えのキーワードやメタデータで検索できる高速画像管理ツール

           webuiの拡張機能「Stable Diffusion webui Infinite Image Browsing」の紹介です。  AIで生成した画像の管理はどうしてますか?  以前、こんな記事を書いていたのですが、自分の環境は相変わらず「Tablacus」と「IrfanView」のコンビネーションによる快適画像ライフとなっております。  フォルダあたり2000枚ぐらいまではさくさくっとサムネイル表示できて非常に軽快。  上の記事で書いてありますが、ざっとTablac

          大量に生成したAIイラストの中から、うろ覚えのキーワードやメタデータで検索できる高速画像管理ツール

          LORA作成における学習回数の決め方~エポック・ステップ・バッチについて

           ふと2024年秋版のLORA作成TIPS書きはじめたんですが、学習回数の決め方の説明がめちゃくちゃ長くなったので、そこだけ別記事にすることにしました。  学習回数ってSTEPだとかEPOCHだとか、パラメータが複数あって直感的に理解しにくく、ちゃんと説明しようとすると、長くなるんですよね(笑)  なお本記事の前提ですが、自分はLORA学習の理屈を知っているわけではなく、自分でLORA作成するときの試行錯誤の結果としてうまく行った方法を説明しているだけです。  実は「たま

          LORA作成における学習回数の決め方~エポック・ステップ・バッチについて

          腕の動作・ポーズ用プロンプトまとめ

           先日、かわいいポーズをした女の子イラストを生成したくなって、腕の動きをいろいろ試していたので、そのとき試したプロンプトの成果報告を。  なお、今回はベースモデルとしてPony本家を使っています。  Pony系はプロンプトの通りが他のモデルと違うことがあって、例えば「locked arms」はPonyだと両手を組むポーズになりがちですが、Animagineなどではdanbooruのtagどうりの意味である「腕を組む」になることが多いです。  また本家と派生でも違いが大きなケ

          腕の動作・ポーズ用プロンプトまとめ

          LORA学習とタグ付けとトリガーワードの話

           あくまで「経験則」と自分の考察によります。  実際の理論と乖離があるかもしれませんが、そこは御了承のほどを…。  LORAのトリガーワードというのは「LORAで学習した内容をイラストで描写させるためのワード」です。  LORA学習の解説サイトなんかだと「それっぽい言葉をタグテキストの最初に入れておきましょう」って書かれているヤツですね。  LORAの学習でタグを指定して学習すると、イラストの描写内容が、関連深いと判断されたワードに内包されていきます。  例えば赤いキャミ

          LORA学習とタグ付けとトリガーワードの話

          「Prompt editing」でいろいろな服を混ぜて遊んでみる

           プロンプトの書き方に[a:b:数字]って書いて「数字までのSTEPではAで、数字後のSTEPからはBを使う」という、Prompt editingという手法があります(英語wikiのココ)。  例えば「[male: female: 0.5]」だと総STEPの半分までmale、半分以降はfemaleとなります。0.5の部分はSTEPの実数でもいいです。仮に10と書けば「10STEPまではmale」となります。  詳しい文法は「webui1111 スケジュール構文 prompt

          「Prompt editing」でいろいろな服を混ぜて遊んでみる

          Ponyと派生モデルにおけるLORA学習の適性STEP数の話

           最近、自分専用絵柄LORAをいくつか作ってたんですけど、どうも効きが「おかしい」。  妙に効きが甘かったり、逆に効き過ぎて人体構造が崩れちゃうんですよね…  設定は以前うまくいっていたものと同じ。素材の質もそんなに大きな違いがあるようにはみえない。  で、よく考えてみると、最近はPony本家だけじゃなくて軽くマージしたモデルを使うことも増えてたんですよね。両方併用するようになった。  効果のほどを検証するためにモデルをLORAの重みを変えながら「ざっくりと」探ってみまし

          Ponyと派生モデルにおけるLORA学習の適性STEP数の話

          プロンプトだけで複数人イラストの衣装や髪型を描き分けてみる。

           複数人の髪型や服の色などの描き分けは、きっちりやるなら regieonal prompter などを使う必要があるのですが、大まかに描き分ける程度であれば、プロンプトだけでも対応できます。  やり方を知っておくと、イラストガチャで「女の子が全員同じ顔がやだ」とか「服装をバラバラにしたい」という場合に役に立つと思います。 なお使用環境はSDXLのPony系列モデルです。

          プロンプトだけで複数人イラストの衣装や髪型を描き分けてみる。