
私 感|「君たちはどう生きるか」
今話題の「君たちはどう生きるか」の感想を紹介したい。
投稿上、やむなく多少ネタバレあり。
まっさらな状態で鑑賞したい方はご注意を。
君たちはどう生きるか
先日、学生時代の旧友と鑑賞会を開き観に行った。
知っての通りこの作品は、いっさいPRがなく、公開となった。
そのためか、作品の感想については賛否両論が飛び交った。
いったい何がどうなのか?
ついに、10年ぶりの宮崎駿作品新作と向き合うことに。
君たちはどう生きるか
物 語
少年眞人(マヒト)は、
母を追って、
生と死の世界へとむかったーーーー。
そこは、死が終わり、
生が始まる場所だった。
眞人を導いたのは、
嘘と真を使い分けるサギ男。
少年は友と出会い、
母と再会し、
創造主・大伯父と向き合う。
あなたがいてくれて、
本当に良かった。
宮崎駿が友情をこめて描く、
生と死と創造の
自伝的ファンタジー。
私 感
物語を少し紹介したが、「書き過ぎかな」と反省している。
ネタバレというか、観ていないなら、やはりあなたの目と耳で実際に作品に触れてほしい。
私も、極力情報を断って映画館に行った。
この映画について賛否両論が多いことがよくわかった。
私は賛成派。
物語の展開がまるで予想できなかったので悪くなかった (^^;)
庵野秀明ではないが、まさか宮崎駿から、このようなメッセージが突きつけられるとは。
どちらかというと「陽」な展開だったので救われた気がする。
後味は良かった。
これは確かにスタジオジブリとしては、無理に宣伝し、偏った「思い込み」をさせないようにして正解だったと思う。
というか、宮崎駿にしかわからなかったのかもしれない。
評価は、作品を観た客が判断するべきだ。
理解できたかはともかく、アニメーションとしては、映像・音楽ともかなりの完成度。
米津玄師の歌も良かった。
(注:観てない人は、この動画も観ないほうがいいかも)
作品に合っていたと思う。
映画館での放映が終わり、TVで放送される頃になれば、出演者や制作陣などの情報も、よりオープンになるだろう。
だが、同時に様々な意見や解釈もされる。
映画を観た側からすると、そういった情報はむしろ好ましい。
この作品は、他人の見解を聞いて気づかされるものもある。
しかし、まだ観ていないのなら、何度も書くがそういった「先入観」をつける前に、実際に観て楽しむことをお勧めする。
スタジオジブリ作品のファンならばぜひ実行すべし。
多分この作品が、本当に宮崎駿の最後の大作になるのではと思う。
最後にこのような作品を観ることができて、ある意味とても良かった。
私としては心に響いたというか、やっぱり宮崎駿はスゴイ!
おまけ
余談だが、作品を観て「君たちはどう生きるか」の本も買った。
まだ読んでいなかった。
映画を観ると、最近この本がなぜまた人気が出ているのか理由もわかる。
「タイトルを借りた」というが、この映画にどう影響したかも興味がある。
ついでに、この作品の「100分de名著 池上彰 特別授業」の本も一緒に買った。
一読者として、映画抜きでも、池上彰の授業は楽しみだ。