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g_dai
そういえば2020年頃ってこんな気持ちでしたね。綿矢りさの「あのころなにしてた?」を読んで。
こんにちは、じゅくしんです。
最近、綿矢りささんのあのころなにしてた?というエッセイを読んでいました。
内容としては、2020年の3月頃から年末くらいまでの日記でして、まあ、その頃なにがあったかというと、コロナウイルスによるパンデミックで、日本中が大騒ぎしていた頃ということです。
つまりあの頃とは、コロナ禍真っ最中のころに綿矢りささんが感じたことを日記として書いているわけですね。
やはり人間って、喉元過ぎれば…ではないですけど、この本を読みながら、2020年ごろってこういう感じだったよなーと、しみじみ思い出しました。飲食店も、電車も、なにもかも空いていたなーあの頃。
この1年、昔を振り返ってみると、たった1ヶ月間月でも、コロナに対してのテンションが全然違う。深刻さと楽観視がぐるぐる入れ替わる心理状況は、これは疲れるはずだと納得がいく。自粛の強化が必要と、気にしすぎても経済が回らないが交互に繰り返され、洗濯機の中で洗浄モードと脱水モードが延々繰り返される中で、ちょっとずつ生地のすり減っていく洗濯物みたいな気持ちになった。
あの頃は、仕事にいくにしても、ちょっと外出するにしても、ちょっとした緊張感を常に感じていたわけで、その終わりの見えない感じが、気が付かないうちにストレスとしてじわじわと心に溜まっていってましたよね。だって前例がない事態なわけでしたので。
ある意味がさつに、あまり何も気にせずに、風邪をひいたらそれはそれで位の気持ちでいた頃が懐かしくもある。
コロナ禍になる前って、わりと風邪に対しての考え方が雑だったというか、風邪引いても仕事をするし、風邪引いても平気でマスクもしないし、飲み会にも来てる人とかいましたよね。今って、風邪ひいてたら会社にいくのはともかく、飲み会なんて絶対いかないですよね…。というか、普通の風邪をそもそも2020年からまったくひいていないのですけども。
こうやって、日記という内容だからこそ、数年前の出来事を思い返すことができるので、3年経過したいまだからこそ、読んでいて面白いのかもしれないなーと感じました。
ぜひ読んでみて下さい!