NHK俳句に送って💢没った💢エッセイ9
畔豆とオンブバッタ
子供の頃、畔に枝豆の植わっている水田が多かった。枝豆の根により畔を強くするため、あるいは土地の有効活用である。畔豆と呼んだ。枝豆は店で買う・食うものになったためか、現在はそうした水田を見なくなった。
小学校の行き帰りに通る水田にも畔豆があった。そこにはオンブバッタがいた。葉を食う害虫である。畔に降りバッタを捕まえた。面白いほどなんぼでも捕れた。
バッタを指で挟むと口から茶色い液体を出すので気持ち悪いが、慣れると平気。しかし捕まえるのが楽しいだけで飼うのはめんどうなので、後で逃がしてあげた。
畔豆の収穫時、農家の方からたくさん戴いた。家で茹でて食べた。大層おいしかった。
枝豆はざっと掴んでざっと茹でよ
NHK俳句には、「季節往来」という読者のお便りコーナーがあります。
その月のテーマに沿った300字程度のエッセイに、それに合う俳句を添え、題名も自分でつけます。
テーマ:枝豆で出したお便りが没ったので、お亡くなりになったお便りをここにアップし弔うことといたします。