【読書】マチネの終わりに

友人達が読んで、辛い、途中で読むのをやめた、とか、いやいやそんなことはない、とか議論になったところで、男子と女子の感想に差異があるのではないかという声が上がり、読みませんか、と呼びかけられて読み始めたのがそもそも。

基本的には日本人作家あまり読まないのです。上橋菜穂子さん、阿部千里さんくらいかな、最近読んでいるのは。それ以外はスティーブンキングか、ジェームズロリンズのシグマフォースシリーズ、作者が死んで2代目ぎ書いているミレニアムシリーズを代わる代わる読んでます。

この映画は福山雅治と石田ゆり子で映画化されたらしく(見てない)、そのイメージで読み始めました。

思春期の恋愛のようなあーでもない、こーでもないといった心理描写で大人の恋を綴るのですが、過去形、そこに音楽や文学の要素が散りばめられており作者とオツムの良さ、品格の高さがこれでもか、と出てきます。

前半は盛り上がりに欠けるのですが、後半からの展開は一気に恋愛ドラマの横道といった感じ。

最後まで描かなくても、そうなるならもっと早くそうなれよ、と思うけどぐずぐず、それが恋愛小説なんでしょうか。

普段ミステリー、ホラー、アクション、ファンタジー中心に読んでいる私にはとても新鮮でしたね。

中東の戦争の話や、過去のヨーロッパの戦争の話、文学、これらに馴染みがあるとないとでも違うかも。

映画はどんな感じだったのか読み終わって今更ですが気になってきました。テレビやAmazonでやってたら見てみようかな。


いいなと思ったら応援しよう!

Ordinary Life
よろしければサポートをお願いします。もっと突っ込んだレポートを書いていく足しにしたいと思います。

この記事が参加している募集