【ビジネスケース・実務の補完】MVV、特にバリューを人事評価・オペレーションと紐づけ用という話
0.初めに
仕事やニュースを見ていて社会的な意義の追求から、ミッション・ビジョン・バリュー(以下、「MVV」)を定義して、社内で周知する企業が最近増えてきている印象がある。
しかし、実際に設定したMVVが、現場に落とし込まれているかというと怪しいことが多い
機能不全の要因としては、現場でヒアリングしたベースだと、➀そもそも日常業務とMVVの紐づきがよくわからない、②先輩がMVV唱和してたところで質が伴っていないから、正直守っても無駄などの現場が行動する上での背景理解に不足が多いことがある。
これを踏まえ、そもそもバリューを機能させる上で、人が働く上でのインセンティブとなる人事評価と、日常のオペレーションへの落とし込みの観点から超簡易的に考えてみたいと思う。
ちなみに、ビジネスケースにて、多分に定性的に聞こえる課題や打ち手があるが、それが巡り巡ってどのような影響が出るのか、を考える上でも有用になるようにしたい(が、結果たぶん有用になった気もするがどうだろうか)。
多分に私見が含まれていることはご留意いただけると幸い。
また、理解の一助となるならば、コーヒー1杯分おごっていただけると幸い。
ちなみに、事例としてコマツ社とトヨタ社のMVVやトヨタウェイを利用しているので、参照リンクを展開しておく。
1. そもそも企業活動の前提をどう考えるか?
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