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【簿記】利益がわかる損益計算書(PL)とは

おつかれさまです。Akiネコです。
この記事は読むのに2〜3分程度を想定しております。

前回、貸借対照表について説明いたしました。
今回は商売をしている方なら必ず知っておきたい損益計算書について説明いたします。

【前回の記事】


利益の計算方法

まず、利益の計算方法についてご存知でしょうか?
簡単に思われるかもしれませんが以外とちゃんとした計算方法を知らない人が多いです。

利益は収益から費用を引くことで算出できます。
収益 − 費用 = 利益

※プラスの場合、利益でマイナスの場合は損失です。

収益とは
入ってくるお金のことを言います。または対価としてもらうお金のこと。

費用とは
出て行くお金のこと。または対価を得るときにかかるお金です。


損益計算書とは

会社の利益を算出する表のことを言います。
(先程の計算式をより細かくした表です)

損益計算書はProfit and Loss Statementとも呼び、
よくPLと略されます。

わかりやすいように図形で記しました。

収益を青色、費用を橙色、利益を黄色、費用と収益の両方は緑色にしてあります。


損益計算の仕組み

まず、売上が上にきます。売上からいくつかの費用を段階的に引いていって最終的に純利益を求めます。

計算式で示すと以下の流れになってきます。

売上−売上原価=売上総利益

売上総利益−販管費=営業利益

営業利益−営業外損益=経常利益

経常利益−特別損益=税引前当期純利益

税引前当期純利益−法人税=当期純利益

この中で利益が5種類もありますがそれぞれに意味があります。(下の方で解説)


それぞれの費用と収益

まずは、段階的にかかる費用と収益について解説します。

・売上原価
売上を稼ぐためにかかった費用のこと

・販管費
正式には「販売費及び一般管理費」と呼び、
販売業務や管理業務にかかった費用のこと

・営業外損益
「営業外費用」と「営業外収益」をまとめたもの
本業以外にかかった費用や収益のこと。

・特別損益
「特別利益」と「特別損失」をまとめたもの
毎年発生せず、突発的に発生する収益や費用のこと

ざっと、簡単に説明いたしました。
次に5つの利益について解説いたします。


5つの利益

損益計算書には、利益が5つあります。それぞれ段階ごとに意味がありますので説明いたします。

・売上総利益
商品やサービスによって得られた利益のことです。
(粗利とも呼ばれます)

・営業利益
売上総利益から販管費を引いた本業で得られた利益のことです。

・経常利益
会社の事業で得られた利益のことです。
(ケイツネとも呼ばれたりもします)
この利益から会社の経営力がわかります。

・税引前当期純利益
法人税を引く前の会社全体で得られた利益です。

・当期純利益
法人税を引いた後の純粋な会社の利益になります。
(この数字がプラスだと黒字、マイナスだと赤字と呼ばれています)


まとめ

いかがだったでしょうか。
今回は損益計算書について説明いたしました。

利益は収益から費用を引くことで求められます。
損益計算書(PL)は利益を5つの段階で把握することができ、それぞれに意味があることを説明いたしました。

お忙しい中、ここまで読んでいただきありがとうございました!本当に感謝です!!

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