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iti #5|今日からできるプラスチックフリーなライフスタイル
セレブレーションプロデューサーのオア明奈です。
iti noteマガジンも、私と共同創業者のトミーが毎週交互に投稿する形で続けて早くも今回でvol.9となります。
https://www.instagram.com/iti_nz/
『iti』は、オア明奈(AKINA)と トミマツタクヤ(TOMMY)が、ニュージーランドのスローな暮らし/先進的な考え方/穏やかな人間性/人にも地球に優しいアイテムなど、現地で私たちが心からいいと思ったものを、温度のあるメッセージと共にあなたに届けていくライフスタイルメディアです。
前回の私視点で綴るマガジン#4は、私たちが「iti」を通じて届けたい価値観、世界観、「拡張家族」という考え方について書きました。
今回は、私がニュージーランドに行って最も意識が変わった「プラスチックフリー」な暮らし方について書きたいと思う。
Plastic Free Julyについて
実は私たちは、毎月公式インスタの投稿テーマを変えているんです。
今月はライスタイルメディアとして、インスタを見てくれた人が「身近な暮らしの意識が変わる」「思わず保存したくなる」投稿を意識して毎日更新しています。
トミーは現地で「暮らし」を見直すオススメの場所や施設を。
私は暮らしを見直すヒントになるニュースや、ニュージーランド産のオススメアイテムを。
そんな中私たちがお届けしたい今月のトピックは、Plastic Free Julyです。
<Plastic Free Julyとは>
「プラスチック・フリー・ジュライ(プラスチックの無い7月)」は、7月中に行なわれる参加型のエコ活動。“1週間だけレジ袋を貰わずにマイバッグを使う”という初級レベルから、“1ヵ月間はプラスチック包装が使われた食べ物は買わない”という上級レベルまで、チャレンジの期間や内容を自由に選べるため、自分の生活に合わせて無理なく参加できるのが特徴。
世界の海に存在するプラスチックごみは1億5,000万トンにのぼり、毎年800万トンものプラスチックごみが新たに流入していると推測されている。プラスチックごみが生態系に与える影響はかなり深刻なもので、プラスチックごみを誤食(誤飲)して命を落とす海洋生物が後を絶たず、海底に蓄積されたプラスチックごみが、サンゴや海草といった植生に甚大な被害を与えているとの報告もある。
主催するプラスチック・フリー・ファウンデーション(Plastic Free Foundation)の発表では、毎年1.2億人がこのチャレンジに参加しているという。チャレンジに参加したことでそれが習慣に変わったという人も少なくなく、プラスチックごみ問題にスポットライトが当たっていることと合わさり、年々、参加者の数は増加している。(Source by FRONTLOW)
具体的な参加方法は、このサイトを参考にしてみてほしい。
NZに行って最も変わったことが、暮らしの中の「プラスチック」に対する意識
ニュージーランドはスーパーのレジ袋が全面禁止になったり、プラスチックフリーに対する意識がかなり高い。環境保全の考え方からビーガンを選択する人も多いし、カフェではプラスチックストローではなく、紙やステンレスのストローが使われているし、歯ブラシもバンブーのものが普通に売られている。
そんな中、わたしはシャンプー、コンディショナー、ボディーソープをニュージーランド産の石鹸に変え、お風呂場からプラスチックをなくすことができた。
個人的には原料からパッケージまで全てがサステナブル。 さらに環境に悪い化学物質を使っていないニュージーランドブランド ethiqueはとってもオススメ!
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この小さなトライアルキットを友人にお土産で買って帰り、自分の数日間の旅行用に使っている。
さらに新型コロナウィルスによる外出自粛で、自宅時間が増えたことで気になるようになったのは自宅から出るゴミ。家庭ゴミの多くが食材の包装やパッケージなどのプラスチックで、わたしは「こんなにもごみができるのか・・・」と衝撃だった。
ニュージーランドでは、リフィル、量り売りのお店がいたるところにあって無駄な量を買わずにすむ。
オーガーニックスーパーじゃなくても、ecostoreの洗剤やボディーソープのリフィルスペースがあって、みんな自宅から空の容器を持ってきてリフィルしている。買い換える度に捨てているプラスチックボトルは無駄なゴミだなと感じずにはいられない。
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わたしがニュージーランドでよく行っていたのが、GoodForという詰め替えのお店。
わたしはバックパックで旅をしていたので、数日ごとに場所を点々とするから、荷物を軽くするためにも海外のスーパーで売っているようなサイズの食材や調味料は買えない。
むしろオリーブオイルとかボトルで買っても持ち歩けないし、調味料も数日分のちょっとでいい。
このお店は、お米、シリアル、調味料、お菓子、オリーブオイル、全て量り売りで無駄な量を買わなくて住むし、何より経済的。調味料やナッツなどはお店にある撥水加工された紙袋に小分けにして入れて、オイルなどを買う場合はそれぞれ空ボトルを持ってきたり、メイソンジャーが売られているのでそれを購入して使ったりする。
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地球にもお財布にも優しい、こんなリフィルショップが日本でももっと広がってほしいと心から思っている。
「頑張る」ことではなく、毎日の当たり前を「なめらかに」変えることからはじめよう。
大切なのは、一人ひとりが意識を変えること。 何気なく買っているものを見直してみる。 何かを買うときに、一度立ち止まって考えてみる。 使い捨てのアイテムをなるべく避けて、 再利用可能なものを使う。エコバックやマイボトルを常に持ち歩いてゴミを減らす努力をする。
たったそれだけで、 人にも環境にも優しい行動につながります。 たいそれたことをしなくていい。全てを変えなきゃいけないわけじゃない。
今夜のitiインスタライブで、私たちのプラスチックフリーの具体的なアクションについて話しているので、ぜひ見て参考にしてください^^
私自身が最も大切にしているのは「なんとなくで選択しない」こと。
ニュージーランドで暮らしていた時に書いた記事もどうぞ^^
ウェルビーイング・バジェット(幸福予算)という言葉を聞いたことはありますか?
itiの来週以降の投稿では、「アーダーン首相のリーダーシップ」と「ニュージーランドの思いやりの政治」について書いてきたいと思っています。
37歳の若さで首相に就任し、ニュージーランドで過去150年間に就任した首相の中で最年少となったアーダーン首相。
そして首相に就任から約3カ月後に、自身のInstagramで妊娠を発表。パートナーが主夫として家で育児を担うことになると伝えた。国民や与野党からも祝福の声が寄せられ、首相が率いる労働党は、首相の妊娠がわかった直後に、過去10年でもっとも高い支持率を記録。新型コロナの感染拡大防止に向けたリーダーシップは世界からも賞賛された。
アーダーン首相についてよく知らない人も、まずはこの映像を見てほしい。言っている内容がわからなくても、彼女の表情や声色から国民を想う優しさと強さが滲み出ている。(そして毎回英語がとってもわかりやすい!)
2019年5月30日、ニュージーランド政府は、幸せをコンセプトに入れた予算「ウェルビーイング・バジェット(幸福予算)」を発表。
国や国民の幸せを体系的に考え、予算に落とし込んだ国としては世界初。
ポジティブ心理学という分野で認定資格を取り、ウェルビーイングについて様々な角度から学んでいた私は、この意思決定に心惹かれ、この国のリアルを知りたい、暮らしを体感したいと思ってニュージーランドに行くことを決めたほど。
ウェルビーイングバジェットについては、次回じっくり書きたいと思います。
ぜひ、今後のitiインスタの投稿もお楽しみに^^
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(photo by Ayato Ozawa)
itiは、 NZの「エリア」ではなく「暮らし」をガイドするライフスタイルメディアです。『iti』を通して、こんな場所もあるよ、働き方があるよ、暮らしがあるよって少しでも感じてもらえたら嬉しいし、自分たちが提案するライフスタイルをまずは自分たちで体現する。それが何よりも大切だと思っています。
ファウンダーのふたりがそれぞれの目線で語るストーリーは、「iti マガジン」で連載しています。ぜひマガジンフォローくださいね^^
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