「現在地を知り、本来の自分を取り戻す」ということ。
こんばんは。「アキミツ」です。
「たぶん、今日も窓際男子」だった人、「今もだよ」って人にも読んで貰えたら嬉しいなと思います。「窓際」って冬場は足元寒くて、たまらないんですよね。人間関係も職場関係も生き方もうまくいかないときって違う意味で寒い。「ずっと、窓際で居た」からこそ見える景色があるのではないかなと。
2020年まで残り、11ヶ月となりました。
「もう1ヶ月が経ったのか」と捉える人もいれば、「まだ1ヶ月しか経っていないのか」と捉える人もいるかと思いますが皆さんは如何でしょうか。
12月上旬〜1月末に至るまで疾きこと風の如く、自分の時間をしっかり取る間も無く、1月末になってしまったと完全に前者の窓際男子です。たまには竜宮城へ行って浦島太郎になりたい。と、そんな甘えた事を言ってはいられないのですが。
今月の振り返りで書きたいテーマは、たった一つ。
「当事者の伴走」とは一体どういう状態なのか?ということについてです。僕にとってのライフワークと言える「Blind Up.」活動の核(コア)となる言葉です(なぜなら、ライスワークもライフワークあってのものですしね。)
ずっと考えてきたものの、あえて言語化はしませんでしたし、一人ひとり違っていいものだとも思ってきました。
ただ、その「核」があるのと、ないとでは大きな違いがあるのだとカヤックの社員さんと社長blog投稿を読んでグッと感じるものがありました。
経営理念が、自分の中にすっと腹落ちする言葉になったとき、それはいわば、ナルトにとっての九尾のような、自分の中に生き続けて、困った時や弱った時に力をくれる、大きなチャクラの源になってくれるはずです。
「人は、何のために生きているのだろう?」
この問いに、答えられる人は決して多くはありません。そもそも、答えなんてないのかもしれないという人もいます。ですが、この問いに迷いなく即答できる人は強いと思いませんか?
自分はスポーツを通して世界を平和にする使命がありますとか。自分は恵まれない子供達に教育を行き届けさせますとか。たとえそれが思い込みだとしても、信じる使命がある人は、強い。
「当事者の伴走」とは一体どういう状態を指すのか。
実は年末年始から今まで時間を見つけては本を読み、考える様にしておりました。自分が何のために生きていくのかを考えたい時に、こちらの本はオススメです。
ただ、一人だとなかなか答えにたどり着くことはなく、結局「当事者と話す」中で徐々に輪郭が見えてきたという方が正しいかも知れません。
僕がザクッと考えてきた当事者とは「生き方・働き方に大小関わらず悩んできて、エイヤッと目標はまだないけれど動き始めた人」でした。正しいか間違っているかは別として。そう思っています。
ではその人たちの「伴走」ってなんだろう。
そもそも伴走の「伴」(漢字から考えて)は「人の半分を分ける」と書く。もしかするとそれは当事者たちの思いを分けて、当事者から伴走者へ気持ちが乗り移り、分かち合うことなのかもしれないなと。
例えばスポーツ選手。
怪我から復帰したばかりのマラソン選手が安心して走ることができる状態を想像して欲しい。そしてそのランナーが自分のペースで走り出せる(=自走できる)ことで本来の自分の状態や体調を取り戻していけたらどれだけ嬉しいだろう。そんな状態を作っていけることが重要なことなのではないかと思います。
その前に今、自分自身がどこにいるのか「現在位置を知っていること」が最高の状況をキープするヒントになるのかもしれません。
現在地さえ分かれば、きっとこれからの生きていく目的や目標が自ずと見えてくるのではないかと僕は思います。そのためのニュートラルな自分を取り戻していくことを当事者と共に一緒に考えて行ければいいのかなぁと思っています。
僕自身も仕事やこれからの事で急に悩んでしまい、動けなくなってしまうことが定期的にやってきます(きっと男性にも生理があると思う)。だからこそ一人では悩まずに出来るだけ共有していける様にしたい。Blind Up.自体がそのための再挑戦の場であり、コミュニティであるのはずなのだから。
p.s.1月に入ってからグッときた記事・音楽を一つ。
Blind Up.のパートナーである亀井が共有していたsoarさんの記事が素敵だったので共有しておきたいと思います。
べてるが目指す「回復」は、人と人とのつながりを回復することであり、自分なりの生き方や対処法を見つけること。「語り」を共有し、そこに仲間がそれぞれの経験や工夫を持ち寄ることで、予想もしない変化が生まれてきました。
本来、私たちはそうやって生きていく力を得てきたのかもしれません。だからこそ、べてるを満たす「語り」に、こんなにも多くの人が惹きつけられるのではないでしょうか。
自分の言葉による「語り」を取り戻すことを必要としているのは、べてるだけではない気がします。わたしも「苦労の主人公」になることを目指してみたいと思うのです。
Evisbeats - Do The Hiphop