ルパンの冒険とフランス史のミステリー‐②過去への回帰‐
みなさん、こんにちは!
今日は、『ルパンの世界』の第2章「過去への回帰」をみていきたいと思います。
ルパンの冒険譚がなぜこうも面白いのかといえば、ルパンが関わる様々な事件がフランスの歴史上の秘密やミステリーと関連していて、それがストーリーを一層深く面白いものにしているから。
マリー・アントワネットやルイ16世、シャルル7世、アニエス・ソレル、アンリ4世、ナポレオンなど、フランスの歴史上の著名な人物たちが関わっているミステリー(事件)にルパンが挑むわけです。
面白くないわけがない。
本には、「ナポレオンがルパンの冒険譚に一番よく登場する歴史上の人物」と書かれていたけど、私は『813』に登場するナポレオンの記憶しない💦
マリー・アントワネットのほうがナポレオンより多く登場していると思うんだけどな・・・。
ルパンの冒険譚に登場するマリー・アントワネットに関しては、以前YouTubeを作ったので、もし宜しければご覧ください↓
歴史が絡んだルパン作品をざっと見てみると・・・
長編作品
・『緑の目の令嬢』『バール・イ・ヴァ』 古代ローマの秘密
・『奇岩城』 フランス王家の財宝の謎
・『カリオストロ伯爵夫人』 修道院の莫大な財宝の謎
短編作品
・『遅かりしシャーロック・ホームズ』 フランス国王が残した暗号
・『影の合図』 フランス革命
その他、『虎の牙』にもフランス革命の話が登場するし、『水晶の栓』には、恋人たちの塔にまつわる伝説が描かれています。
そして、謎や秘密を解くには暗号解読がつきもの!ということで、『ルパンの世界』で言及された暗号解読に関わる作品を挙げます。
①『遅かりしシャーロック・ホームズ』地下道の入り口を発見するための暗号
②『奇岩城』エトルタの”空洞の針”の暗号
③『813』秘密文書の隠し場所を示す暗号
④『影の合図』絵に書き込まれた日付の暗号
⑤『バール・イ・ヴァ』遺言状の暗号
⑥『カリオストロ伯爵夫人』財宝の隠し場所を示す暗号
第2章の「過去への回帰」も、とっても面白い章でした。
次回の記事では、フランス映画をご紹介出来ればと思っていますが・・・まだ観てない💦
最後までお読みいただき、ありがとうございました。