アルセーヌ・ルパンの足跡を辿る④-パリ郊外で訪れたいルパン聖地巡礼スポット‐
みなさん、こんにちは!
前回のブログで予告した通り、今回の記事でパリ編は終わり、次回からフランスの地方をみていく予定です。
パリ郊外については、これまでもブログやYoutube等で、何度も取り上げてきましたが、今回は下記↓の本で新たに分かったアルセーヌ・ルパンスポットをご紹介したいと思います。
まず、今回取り上げるパリ郊外は、①ベルサイユ、②アンギャンレバン、③パヴィヨン・ドゥ・ラ・ミュエットの3か所です。
まず、①ベルサイユの聖地巡礼スポットからみていきます。
本によれば、作者モーリス・ルブラン氏は、ベルサイユを訪れた時に、レーヌ通り1番地(1Bd de la Reine) にあるトリアノン・パレス (Trianon Palace)
に滞在していて、このホテルが『813』のホテル・デ・レゼルヴォア (Hôtel des Réservoirs) のモデルになったとのこと。
このトリアノン・パレスがですね・・・私も約20年前にベルサイユを訪れた際、見たことがあるのですが、宮殿かと思う程、めちゃ豪華なホテルです。
(↓のHPにホテルの画像がありますので、是非ご覧ください)
Waldorf Astoria Versailles - Trianon Palace | Historical Chateau in the heart of Versailles (hilton.com)
さすが五つ星ホテルです。インスタもあります。
Waldorf Astoria Versailles - Trianon Palace(@trianonpalaceversailles) • Instagram写真と動画
次は、②アンギャンレバンですが、こちらは、『水晶の栓』の冒頭の舞台として有名ですよね。
ルブラン氏は、アンギャン大通り4番地に住んでいる姉のジャンヌさんを訪ねていたらしく、お姉さんの家に行った時に、『水晶の栓』の舞台を思いついたのかもしれませんね。
アンギャンレバンは、ワーホリでフランスに滞在している時に、アンギャンレバンより北の街に住んでいたので、アンギャンレバン駅を、電車で毎日通過していたんです。
アンギャンレバンは、湖を中心としたこじんまりとした街なんですが、街の雰囲気が個人的に好きなんです。
でも、街をゆっくりと散策したことがないので、今度訪れる時はしっかり見てこようと思っています。
最後の③ですが、私、本にChâteau de la Muetteって、書かれていたので、えっー!!とびっくりしたんです。
でも調べるうちに、Château de la Muetteではなく、Pavillion de la Muetteだとわかり、納得。
Château de la Muetteは、べるばらに関連したスポットを以前調べていたので、知っていたのですが、こちらはブローニュの森のはずれにあり、現在は経済協力開発機構の建物になっています。
一方、パヴィヨン・ドゥ・ラ・ミュエットPavillion de la Muetteは、サンジェルマンアンレイにあるこじんまりとした館です。
Le Pavillon Royal de la Muette - Trésor caché aux portes de Paris (pavillondelamuette.com)
この館を、ルブラン氏の姉であるジャンヌさんが一時期借りていて、妹のジョルジエットさんも1930年代初頭に滞在していたらしい。
Château de la MuetteとPavillion de la Muette、似てるけど場所も建物も全く別です・・ややこしい💦
サンジェルマンアンレイって、ルパンのシリーズには出てきたかどうか、記憶が定かでないんですが、パヴィヨン・ドゥ・ラ・ミュエットを借りていたなんて、お姉さんのジャンヌも凄い人だったんだなと思います。
前回のブログでも書いたように、ルパンシリーズは、妹のジョルジエットさんが関係した場所が物語の舞台として登場することが多く、しかも彼女が女優だったこともあり、ジョルジエットさんのほうが有名という印象があるのですが・・・、姉のジャンヌさんもかなり良い暮らしをしていたのではないかと推察しました。
因みに、ジャンヌさんが住んでいたパリの家は、『ハートの7』のモデルにもなっているようです。
これで、パリ郊外の記事は一旦終了したいと思いますが、最後に1点だけ、パリの駅について書きたいと思います。
私、ルパンシリーズで登場するパリの駅といえば、サン・ラザール駅、北駅しか思い浮かばなかったのですが、『奇厳城』で、オステルリッツ駅が登場してたんですね。
オステルリッツ駅は、ルパンシリーズでは、『奇厳城』の1作品しか登場していないので、どうりで印象が薄いはずだ・・・と気づきました。
オステルリッツ駅は、かつてオルレアン駅とも呼ばれていたそうで、『奇厳城』では、イジドール・ボートルレがルパンに誘拐された父を探しに行く場面で描かれています。
パリの駅に関しては、サン・ラザール駅、北駅、リヨン駅しか訪れたことがないので、オステルリッツ駅も是非訪れてみたいですね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
次回からは、フランスの地方をご紹介する予定です。
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