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#9 失敗しない調査対象者リクルーティング
とてもマニアックなテーマで恐縮ですが。。。
リサーチを目的として実際の利用者あるいは仮想のターゲット層に対してインタビューや観察、ユーザーテストなどを行うことがあります。こういった場面でしばしば問題になるのがリサーチ対象者のリクルーティングです。具体的にはどの候補者が適切なのか選べない、想定する条件に合う候補者が見つからない、といった問題が起こります。このような対象者リクルーティングにおいてどのよ
#7 コロナへの向き合い方に学ぶ、リサーチャーマインド
昨日4月7日、東京都をはじめとして全国7都府県に緊急事態宣言が発令されました。法的な強制力はほとんどないとは言われていますが、それでも人々がより緊張感を持って日常の行動を変えていくのには十分な効果があると思います。
日本国内では1月中旬に初めての感染者が確認され、そこから3ヶ月ほどの間に少しずつ局面が変わってきました。大型クルーズ船での大量感染、ライブハウスなどでのクラスター発生、全国の小中高の
#6 インタビューで使える5つのキラークエスチョン
定性調査のメジャーな手法として活用されるインタビュー。より良いインタビューにするためには、インタビュアーとしてのスタンスや姿勢、作法が何よりも重要です。そういった基礎となる素養に加えて、インタビューを上手に行うためのちょっとしたテクニックもいくつかあります。
今回はそれらのテクニックのうちの一つである“使えるクエスチョン”を5つ紹介します。いずれもインタビューリサーチでの探索活動を助けてくれる定型
#5 なぜ「リサーチをしても大した発見がない」と思ってしまうのか?
「リサーチなんてやる意味がない」
「良い発見が得られた試しがない」
「どうせ今まで知っていたことばかりだ」
これらはリサーチをやらない理由としてしばしば挙げられます。リサーチ部門やリサーチ業界で働く人たちにとっては仕事の妨げになる厄介な問題かもしれません。
この背景には、実際にリサーチの質そのものが低い場合もあると思います。しかしその一方で、本当は良いリサーチができているのに良くなかったと思っ
#4 リサーチの前にリサーチしよう
クライアント:「●●のリサーチをやりたいんです。」
私:「なるほど。ちなみに現在のマーケットについてどう分析されてるんですか?仮説でもいいので。」
クライアント:「いや、何も分からないです。だから今回はぜひ●●調査をやりたいと思ってるんです。」
私:「(何もないはずないやろ…)じゃあ過去の調査資料とか社内会議用の報告資料とか見せてもらえませんか?」
クライアント:「過去の資料はどこに何があるか全然
#3 リサーチャー幸福論
リサーチ部門で働く人々の「幸せ」について考えてみました。
事業会社、とくにBtoC製造業の多く企業にはリサーチの専門部署が設けられています。「マーケティングリサーチ部」などの名称でプロダクトやブランドを担当するチームと連携して自社及び自社製品に関わるリサーチを行うことが主業務です。そこにはリサーチャーという肩書きのメンバーが所属しているわけですが、彼らの多くはリサーチの世界で渡り歩いてきた人材が
#2 リサーチの答えは自分の中にある
つい先日、下記の記事が話題になっていました。「データサイエンスという言葉の響きだけで、実態とは異なる過度な期待や誤解を受けてしまう」といったような内容です。データやリサーチという手段ばかりに注目が集まり、あたかもそれらが万能であると思い込み、活用する人々のリテラシーこそが重要であるという観点が抜け落ちてしまっているためかもしれません。
リサーチワークでは、様々な手法やツールを使って情報収集を行い
#1 知るとつくるをつなげる
ビジネスにおけるリサーチの難しさや失敗の話は尽きません。マーケティングリサーチをはじめとする調査活動において下記のような問題は多くの方々が経験していることではないでしょうか。
・リサーチしたのに新たな発見は何もなかった
・リサーチ自体は面白かったが、その後の施策開発に至らない
・探索や発見ではなく結論ありきのリサーチになってしまう
・目的が共有されずリサーチのフォーカスが散漫になってしまう
以