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オープン社内報はとんかつ屋のキッチンである。
#オープン社内報 っていうハッシュタグがnote内にありますよね。
社内報って社内向けのものという印象があったと思うんですが、それが誰でも読める形でズラッと並んでいるのが面白い。
SUGOIでも、週に一本のペースでCOOのゆういちが #オープン社内報 を公開していますが、最近になってお陰様でようやくこれがアクティブになってきたようで、先日は「特にスキを集めました!」という通知を頂くことができました。
そこで今回は、私がSUGOIの代表としてこのオープン社内報をどのように考えているのか、ということについて書きたいと思います。
1. オープン社内報とは、オープンキッチンである
社内報をオープンにするというのは、飲食店でいうところのオープンキッチンだと思うんです。
普段どんな場所で調理しているのか。それを見せられるのか、どうやって見せていくのか、というのがオープン社内報の面白いところ。
当然ですが、飲食店のオープンキッチンの中にも良いものとそうではないものがあります。
見ていて気分の悪いキッチン、散らかっていたり清潔でなかったり、というのは逆に見せて欲しくないですよね。
これでいいだろう、というキッチンには、店主のエゴが見え隠れてしてしまったり。
オープンにできる部分がカウンターに近いところだけで、見せたくないものは後ろに押し込む、というやり方もあるかもしれない。
いずれにしろ、キッチンを見せるなら全てを清潔な状態で見せて欲しい・・・というのは理想を言い過ぎでしょうか。
けれど、社内報もやっぱり同じことだと思うんです。
オープンにするならば、やっぱり自分だったら隠すところなく全てをちゃんとした状態で見せたいし、伝えたい。
だからSUGOIの社内報は、完全にオープンキッチンです。
noteでオープン社内報を公開するのなら、良いオープンキッチンとは何か、という意識が必要なのだと常々思っています。
2. 会社の理想は「とんかつ屋」
なぜ自分が社内報をキッチンに例えるのかと言えば、それは会社を設立する時に、「飲食店で例えるなら自分の会社はこういう店にしたいな」と思考を巡らせたことがあったからです。
自分が目指した店、それは、「とんかつ屋」でした。
都内にすごく気に入ってる老舗のとんかつ屋がありまして、そこは客席がカウンター席だけなんです。
店の真ん中に大きな揚げ場のあるオープンキッチンがあって、それを囲むようにしてカウンター席が並んでいる。
お客さんからは全て見えてしまうわけですよね。
キャベツを刻んでいる様子から肉の仕込みの様子、揚げている様子まで。
そこの厨房を見ていつも驚くのは、本当に全てが清潔で整ってるんです。
見ていて目を楽しませてくれる、心地よくさせてくれるオープンキッチン。
そこで働いている人たちは、誰一人無駄な動きが無く、仕事に専念している。
自分は、会社を作る時にはこういう状態を目指そうと思ったんです。
3. 良いとんかつ屋、3つの条件
良いとんかつ屋には、自分が思うに3つの条件があると思います。
1つ目は、繰り返しになりますが、オープンキッチンで清潔感があること。
そして2つ目は、お客さんへの気配りがしっかりしていること。
良いとんかつ屋に行くと、客側の自分たちが店員さんを呼ぶことが無いんです。
キャベツがそろそろ減ってきたかな、と思い始めた時にさりげなく「追加をお持ちしましょうか」と声がかかる。
お茶が減ってきたかな、と思うとサッとお茶が注がれる。
席を立つ頃には会計場所に店員さんがしっかり立っている。
これら全て、まったくわざとらしさや仰々しさを感じさせることなく、ホスピタリティとしてお客さんに提供できてるんですね。
これは、おそらくオープンキッチンだから出来ることだと思うんです。
常にお客さんに目を配れているから、お客側に余計なストレスがかかることが無い。
実に素晴らしいオペレーションだなと思います。
そして最後の3つ目ですが、これは会計の時に感じること。
お釣りで渡されるお札の向きが、いつもきれいに揃ってるんですよね。
こういう細かなところにまで気が配れている、それが維持できているというのが素晴らしいことなのではないかと。
自分が独立して、いざ会社を作ろうかと思った時に、どんな会社にしたいのかと頭を捻った先にはこのとんかつ屋のイメージがあった。クリエイティブという違う領域であっても、大切にするものは同じだなと。
だから、これらのイメージが自分の中ではとても大事なんです。
4. noteは、会社のオープンキッチン
それで最初の #オープン社内報 に戻りますが、これは先ほど挙げた3条件の一番最初、「オープンキッチンで清潔感がある」ということを実現するのにちょうどいいツールなんですよね。
noteという表現の場の中で、ずらりと社内報が並んだ時に、SUGOIのキッチンは誰がいつ覗いても構わないオープンなものにしておきたいし、そこは裏表がなく清潔な状態にしておきたい。
色んなことをやっていた昔よりも業務内容を絞っているのも、実はそこにつながっているという自覚があります。
とんかつ屋のオープンキッチンが整然としているのは、メニューが一つに絞られているから。
とんかつがメインなのにグリルもやる、蕎麦も出す、なんてやっていたら、キッチンの中がごちゃごちゃになっていきますよね。
見せることで信頼を得ていきたいのなら、業務も思い切ってスリムな方がいい。
そんな風に、とんかつ屋のイメージは自分にとって、そしてSUGOIにとって非常に大事にしているものなんです。
これからも、誰にいつ覗かれても構わない、すっきりと楽しい気持ちになって帰ってもらえるようなオープン社内報を心がけて、書いていきたいと思っています。
もちろん、この代表である私のnoteや、ど素人インターンめぐみのnoteもオープンキッチンです。
どうぞ見てください!
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