地方議員って何してる人?
地方議員の仕事についてご存知でしょうか?
地方議員の仕事は、
自治体の条例や自治体が提案してきた予算や、
報告してきた決算について審議し、必要に応じて修正するだけではなく、
新たな提案や政策の導入を行うことです。
一般的な自治体では、年に4回(3,6,9,12月)の定例会が行われています。
地方議員はこれらの議会や委員会※1に出席するのはもちろんのこと、
議会が休会中には市民に向けて情報を発信し、
市民とのコミュニケーションを図り、
次回の定例会に向けて提案の準備を進めています。
こちらは古賀市における定例会の会期日程です。※2
2回定例会
https://www.city.koga.fukuoka.jp/assembly/meeting/d/117
会期18日間、議会や委員会が10日間(うち2日は任意)
3回定例会
https://www.city.koga.fukuoka.jp/assembly/meeting/d/119
会期30日間、議会や委員会が16日間(うち3日は任意)
それぞれの会期に対して、公務としての議会や委員会が半分ほど占めており、全国的に見ても同じような傾向ではないかと推測致します。
定例会における会期は年間90日程度が全国平均であり、
そこから推察できるように公務としての日数は非常に少ないものだと思います。
会期中には、議会や委員会の日以外にも、
同僚議員と議案の読み込みや打ち合わせ、
行政へのヒアリングなどおこなっておりますし、
定例会の会期中以外でも、毎月閉会中に付託されている委員会(特別委員会も含む)への出席や、自治体の課題探しに時間を費やしております。
ただ、一般的なサラリーマンに比べると時間の采配は圧倒的に自由ですし、自発的に動かなくても、議員としては成り立つ仕組みとなっております。
そういった仕組みが
一般質問もしない、発言もしない、何もしない議員
を生み出すことになるのだと思いますが、この話の詳細は後の記事で述べます。
また、多くの議員が「仕事が忙しい」と言っているかもしれませんが、
中には自身の選挙に向けた活動や政治活動を指している事も多く、
どの部分が議員としての仕事なのかという線引きは難しいのですが、
有権者はしっかりと議員の活動を見ていく必要があると思います。
※1委員会(常任委員会)は、古賀市では総務、市民建産、文教厚生とそれぞれ3つの専門に分かれており、議長を除く議員はどれかひとつの委員会に属しています。
※2古賀市では2023年2回定例会にて特別委員会が2つ立ち上がったこともあり、3回定例会では通常より2~4日程度長い会期となっております。
To be continue…
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