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「心理的安全性」を教育の世界にも!

新しい時代の「学級経営」とは? 子供達がハイパフォーマンスを発揮する学級❗

(※今回の「参考書籍」)

このようなあなたにオススメです!

✅ 心理的安全性を学びたい

✅ 教育に心理的安全性を取り入れたい

✅ 教師一人の力に依存しない学級経営を行いたい


心理的安全性は教育界の外では常識?



心理的安全性は,医療,ビジネスの世界でまず研究され,認知されてきました。

2000年を過ぎたあたりからは,「心理的安全性」こそが,個人としてもチームとしても,高いパフォーマンスを発揮するためには必要であることがわかってきたのです。

教育の世界では,まだまだ知られていない概念です。

しかし,徐々に,教育雑誌などで特集が組まれるようになりました。

授業や学級経営にも,心理的安全性の概念を学び,そして確保することが必要だと認知されるようになったのです。

どんなに授業の方法を習得していても,学級経営の方法を習得していても,心理的安全性のない状態では,うまく「方法論」を生かすことはできません。

大前暁政(2023)「心理的安全性と学級経営」,東洋館出版社,p.4より


大切なのは,「知ること」

教師にとって必要なことは,まずは『知ること』です。

心理的安全性という概念を知ることが大切なのです。

なぜ知ることが大切なのでしょうか。

「心理的安全性を理解すること」

によって,自分の学級の様子が判定できるからです。

新しい知識が教師の頭に入ることで,現状を分析できるようになるのです。

心理的安全性がどの程度確保できているのか?

それが理解できるようになるのです。

この書籍の中に,「学級の4つの状態」がでてきます。

ゴールとなるすばらしい状態と,

まったくもって心理的安全性が確保できていない状態と,

その中間の状態の二つが解説されています。

まずは,自分の学級の現状分析を行うことができるようになるのです。

なぜ心理的安全性を確保しないといけないのか?


心理的安全性は,「できれば」確保すべきものなのでしょうか?

否です。

必ず,絶対に確保しないといけないものになります。

だからこそ,医療とビジネスの世界でまず広がっていったのです。

確保していないと,命や社会,自身の生活に深刻な影響を及ぼすからです。

心理的安全性のないところでは,物理的な安全性も確保できません。

また,力を発揮することもできません。

言いたいことも言えなくなります。

教育の世界でも,心理的安全性が必要なことがわかります。

なぜなら,子供の大切な命,生活,そして未来に携わっているからです。

私達教師もまた,全員が心理的安全性を確保する方法論を学ばないといけないのです。

心理的安全性を授業や学級づくりで確保する方法を学ぼう


本書には,心理的安全性を確保する方法論を,とてもわかりやすくまとめてくれています。

大きく3つのカテゴリーがあります。

このカテゴリーを知るだけでも,大きな学びになるはずです。

心理的安全性が確保できたかどうかをチェックする項目もあります。

高いパフォーマンスを発揮する集団に育てるには,絶対に知っておかなくてはならない知識ばかりです。

実は,心理的安全性を正面から解説した教育書は,ほとんどありません。

最近になって,

「個別最適な学び」と「協働的な学び」の一体的な充実

が求められています。

これを実現することも,実は,心理的安全性が確保できていないと難しくなるのです。

つまり,学級に心理的安全性がないと,集団づくりもできないし,授業もうまくいかないということなのです。


最大のポイントとは


ここで最大のポイントは、概念と方法論を知れば,誰でも心理的安全性を確保できる点です。

知れば,難しいことではないのです。

本書は、心理的安全性を確保する具体的な方法をかなり詳しく、「レベル0(ゼロ)」から「レベル100」まで、紹介されています。

教師をしている人も,これから教師になる人も,全員が学ぶべき情報だと思います。


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